2026年7月10日(金)に、『皇室典範改正案』が衆議院を通過しました。
これで、日本は更なる危険領域に入りました。
詳しくは、前回の記事
日本を滅ぼす『皇室典範改正案』その1 〜なぜ高市政権は、これほど急ぐのか〜
をチェックしてみてください。
ですが、今回の記事から読んでいただいても大丈夫です。
前回の記事では、
数の力が効くうちに『皇室典範改正案』を通す。
その遂行部隊が高市政権だとお伝えしました。
要は、高市早苗は傀儡でしかないということです。
では、その傀儡の糸を引いているのは、誰なのか。
今日は、その本丸の話をします。
いきなりネタバレです。
本丸の名前は
麻生太郎
日本を滅ぼす黒幕です。
いや、表に出てるけど。
そもそも、この改正案を高市は言い出していない
『皇室典範改正案』を、猛スピードで進めているのは高市政権です。
意外に思われるかもしれませんが、この養子案に一番こだわり、中心となって旗を振ってきたのは、高市早苗ではありません。
自民党副総裁、麻生太郎です。
麻生は7月2日、自らの派閥の会合で、こう言い切っています。
「何としても今国会において、この皇室典範改正を実現する」
「何としても」
って力入り過ぎです、おじいちゃん。
一議員の法案でもなければ、党の悲願というほど国民が求めた話でもない。
それにもかかわらず、党の重鎮が「何としても」と気炎を上げる。
そもそも、高市早苗を総理大臣の椅子に座らせたのが、この麻生太郎。
2025年の総裁選。
高市を担ぎ、勝たせた最大の立役者が麻生でした。
いわば、高市政権の生みの親、ゴッドファーザーです。
その生みの親が「何としても」とこだわる法案を、傀儡の高市が猛スピードで通す。
もはや、悪の組織の構図です。
なぜ、麻生は『皇室典範改正案』にここまでこだわるのか
ここで、多くの人が引っかかるはずです。
「皇室の話に、なぜ一政治家がそこまで執念を燃やすのか」と。
理由は、このおじいちゃん…あ、麻生太郎という人が、ただの政治家ではないからです。
ご存知の方も多いと思いますが、
麻生太郎は、皇室の姻戚です。
麻生の妹・信子さんは、寬仁親王(故人)の妃、つまり皇族です。麻生太郎は、皇族のお妃の、実の兄なのです。
そして、ここからが大きな問題。
今回の改正案で、旧宮家の男系男子を「養子」として受け入れる候補にあがっている宮家のなかに、その寬仁親王妃家——つまり、麻生の妹の家が含まれていると、東京新聞が報じています。
整理してみましょう。
養子を受け入れる先の一つが、麻生の身内の家。
そこに入った養子の子孫には、皇位継承の資格が生まれる。
つまり麻生は、自分の身内の家を経由して、将来の皇室により深く食い込む位置に立つ。
そういう構図が見えてはこないでしょうか?
これに対して、野党からはこんな声が出ました。
中道改革連合の野田佳彦は、麻生を平安時代の藤原道長になぞらえて、こう皮肉っています。
「いくらなんでも、藤原道長じゃないか」
藤原道長。
娘を次々と天皇に嫁がせ、天皇の「外戚」として権力を握り、「この世をば我が世とぞ思ふ」と詠んだ、あの人物です。
天皇の親戚という立場を使って、国のてっぺんを実質支配する。
女性誌の女性自身にいたっては、この一件を《皇室乗っ取りクーデター》という言葉で報じ、麻生が「天皇の外戚になる可能性」まで指摘しています。
まあ、そんな中道連合も、今は『皇室典範改正案』に賛成してるんですが。
国民置き去りの茶番劇。
本当に舐めきっています。
さておき、話を本題に戻します。
「愛子天皇」を、絶対に認めたくない人
もう一つ、見逃せない指摘があります。
宗教学者の島田裕巳さんは、麻生太郎がこの改正案に突き進む理由を、こう読み解いています。
麻生は、「愛子天皇」を絶対に阻止したいのだと。
いま、皇位継承をめぐっては、大きく二つの道があります。
一つは、天皇陛下の直系である愛子さまに、皇位を継いでいただく道(女性・女系を認める道)。
もう一つが、今回の改正案が向かう、旧宮家の男系男子を養子で迎え、あくまで「男系男子」で継いでいく道。
麻生たちが選んだのは、後者です。
つまり、国民の多くが自然に受け入れるであろう「愛子天皇」の芽を摘み、わざわざ民間から男系男子を引っ張ってくる。
なぜ、そこまでして「男系男子」にこだわるのか。
ここから先は、報道の事実ではなく、わたしの予測。
これが真実だとは鵜呑みにしないでください。
わたしには、これが「血のつながり」を守る話には見えません。
むしろ逆で、これまで一本の糸で受け継がれてきた皇室に、外から人を入れる「入り口」を、自分の手が届く場所に作る話に見えます。
皇室を守るふりをして、皇室の仕組みそのものを作り替える。
第1弾で書いた『統一教会の悲願』と、この麻生の動きは、養子案という一点で、きれいに重なります。
愛子さまはダメで、この人ならいい——という話
男系派の論理が、どこまで来てしまうのか。笑えない冗談みたいな具体例を、一つ。
彼らの理屈はこうです。皇位は「男系男子」で継ぐべし。だから、天皇陛下の実のお子様である愛子さまには、継承資格を認めない。かわりに、旧宮家の「男系男子」とその子孫には、認める。
では、その「旧宮家の男系男子」とは、どんな顔ぶれなのか。
たとえば、竹田恒昭という名前が、男系継承を推す人たちの界隈ではよく挙がります。
明治天皇の玄孫で、旧皇族・竹田家の出身。作家の竹田恒泰のいとこにあたる人間です。
先に言っておきます。
政府が「この人を養子にします」と決めたわけではありません。
そもそも対象者は公表されていない。
ただ、男系派のなかには「こういう旧宮家の男系男子こそ、皇統を継ぐべきだ」と考える人が少なくなく、そういう文脈で名前が出てくる、ということです。
さて、その竹田恒昭。
2015年に、東京・六本木で大麻を所持していたとして逮捕・起訴され、懲役6か月・執行猶予3年の有罪判決を受けた、と複数のメディアが報じています。
……ここで、さっきの男系派の理屈を、もう一度あてはめてみましょう。
天皇陛下の実の娘・愛子さまは、女性だから、継げない。
でも、大麻で有罪判決を受けたこの民間の男性は、生まれが「男系男子」だから、その血筋には、皇位継承の資格が生まれうる。
つまり、うまくいけば、いつか。
この方の血を引く男子が、天皇陛下の直系である愛子さまを飛び越えて、皇位継承の順位で上に立つ。
そんな未来すら、理屈のうえでは、あり得てしまうわけです。
天皇陛下の実の娘より、大麻で捕まった人の家系のほうが、上。
笑えない冗談のような話です。
でも、これが「男系男子の伝統を守る」という美しい言葉の、実際の中身です。
念のため。わたしは、この人間に対して個人的な感情は持ち合わせていません。
罪を償った一人の私人に、恨みはありません。
おかしいのは、人ではなく、理屈のほうです。
そしてここで、第1弾の記事を思い出してください。
政府は、養子縁組の対象者を、いっさい公表していません。
そりゃそうです。
「候補はこういう顔ぶれです」
と一覧を出した瞬間、この滑稽さが、国民全員にバレてしまうからです。
「中継なしで、静かに進めたい」と言った本当の理由は、案外、こんなところにあるのかもしれません。
見せられないものを、通そうとしている。そういうことです。
麻生太郎と統一教会
そして、避けて通れない話があります。
麻生太郎もまた、旧統一教会との関わりを、長く報じられてきた政治家です。
事実として報じられているものを並べます。
- 旧統一教会系「国際勝共連合」の機関紙が1986年と1990年に載せた「勝共推進議員」の名簿に、麻生の名があった
- 旧統一教会系の団体UPF(天宙平和連合)のパンフレットに「Taro Aso」と記載され、関連の日韓トンネル研究会では顧問を務めていた
- 2011年、旧統一教会系の日刊紙に、安倍晋三らとともに全面意見広告を掲載
ここは、慎重に書きます。
麻生氏の事務所は、こうした団体について「その団体もパンフレットも知りません」と否定しています。ですので、これらをもって「麻生は統一教会の一員だ」と断定することは、わたしはしません。
ですが、事実として、これだけの接点が報じられてきた。そして第1弾で見た通り、旧統一教会の内部文書とされる文書には「天皇制は将来的に廃止されなければ」と記されていたと、文春が報じています。
天皇制の解体を掲げる勢力と接点を報じられてきた重鎮が、皇室の「かたち」を変える養子案の、旗振り役をしている。
この符合を、ただの偶然として流せるかどうか。
そこは、あなた自身の頭で、判断してください。
ここまでの結論
一度、整理します。
- 『皇室典範改正案』の本当の主導者は、高市ではなく麻生太郎
- 麻生は皇室の姻戚(寬仁親王妃の実兄)で、養子の受け入れ先候補に身内の家がある
- 野党は「藤原道長」、女性誌は「皇室乗っ取りクーデター」とまで評している
- 麻生は「愛子天皇」を避け、あくまで民間から男系男子を入れる道を選んでいる
- 男系派の理屈では、大麻で有罪判決を受けた民間人の血筋ですら、天皇の実の娘・愛子さまより継承順位が上になりうる(政府は対象者を非公表)
- その麻生もまた、統一教会との接点を長く報じられてきた(本人は否定)
高市早苗という、わかりやすい「顔」に、わたしたちの怒りは向きがちです。
ですが、顔の後ろには、たいてい、別の人間がいます。
では、この構造を、わたしたちはどう見抜けばいいのか。そして、この改正案が通ったあと、この国はどこへ向かうのか。
その話を、有料パートでします。
ちなみに、この記事の有料パートも、前回と同じく一定期間は無料で読めるようにしておきます。
▼ ここからは有料パートです ▼
有料パートは、現在一定以上のカンパでのご支援でお読みいただけます。
カンパは記事の終わりにあるリンクから行っていただけます。
毒にも薬にもならない、ビジネス書や啓発書、有料noteよりは役に立つことをお約束します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
ここから先は、前回の続きです。
前回の記事「日本を滅ぼす『皇室典範改正案』その1」の有料パートの続きです。
「問いを立てる力」を、どうやって鍛えるのか。
その具体的な方法を、今回扱った問題を取り上げながら実践していきます。
答えを覚えるのではなく、問いを立てる。
誰かが用意した「答え」を、そのまま受け取らない。
それが、前回お伝えした内容です。
では、どんな問いを立てればいいのか。
最初に手渡したい問いは、たった一つです。
『この件で、いちばん得をするのは誰か』
この問いを、いま見てきた麻生太郎の一件で、実際に使ってみます。
目に見える対象を叩いても、権力は倒れない
わたしたちは、いつも目に見える対象を叩きます。
『高市早苗政権の政策に難がある』
そういった事象があり炎上する。
その場合、標的になるのは、高市早苗です。
ですが、それでは、政治構造は決して変わりません。
今、多くの方、中には著名な方も高市政権を批判しています。
毎日が炎上状態といっても差し支えないでしょう。
ですが、ほとんどノーダメージで政治は進んでいきます。
なぜなら、高市早苗は傀儡だからです。
そして、傀儡であれば、差し替えが効いて当然です。
これが、権力の構造です。
だから、リテラシーとして身につけてほしいひとつの『問い』があります。
『この事象の中で、いちばん得をするのは誰か』
高市が失言で炎上している裏で、誰が、静かに、何を通しているのか。
今回の『皇室典範改正案』も、まさにそうでした。
みんなが高市の中傷動画やジュエリー賞出席に気を取られている隙に、その後ろで、養子案は着々と進んでいた。旗を振っていたのは、報道に映らない位置にいた麻生でした。
「誰が得をするか」で事象を見てください。
これができるようになると、ニュースの見え方が、まるごと変わります。
小山田マキさん、体調は大丈夫でしょうか。今朝のメールを読んで、私も少しでも応援したいと思い、カンパさせて頂きました。中道の皇室典範改正への賛成には心底ガッカリして陰鬱な気持ちは増すばかりですが、デモや小山田さんのような活動が一縷の望みと思っています。
お体に気をつけて頑張って下さいね。
たあ坊