【高市政権 崩壊の始まり その2】サナエトークン事件と、切り捨てられた実行部隊

シリーズ記事【高市政権 崩壊の始まり その2】です。

前回の【その1】では、『週刊文春』が報じた

高市早苗陣営の『誹謗中傷動画量産疑惑』

の全体像を整理してお届けしました。

【高市政権 崩壊の始まり】誹謗中傷動画量産、民主主義を破壊する『情報テロ』の疑惑

この記事を書いている6月5日の時点で、この疑惑の中心にいる、

公設第一秘書・木下剛志 動画の実行部隊である松井健

という2人の人物の音声を『週刊文春』が公開したことによって、大きな話題になっています。

一連の記事の中で、そのことにも触れていきます。

この2人の間では、”誹謗中傷動画の件だけ”でも67通のメッセージ、少なくとも8回のウェブ会議が行われたとされています。

※”誹謗中傷動画の件だけ”と括ったのは、本記事で追及するもう一つの事件についても、やり取りをしていた疑惑があるからです。

誹謗中傷動画量産においては、スマホ約20台とAIを駆使し、1日で作られた動画は100〜200本とも言われます。

もしこれが真実であれば、民意をコントロールする『情報テロ』と表現しても過言ではありません。

間違いなく、戦後最大級の政治事件です。

そして、この疑惑はもうひとつの大きな疑惑とつながっています。

それが、高市早苗陣営が関わったとされる、

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』

という、数十億円規模ともされる被害を出したとされる仮想通貨事件です。

仮想通貨というと、一般生活に馴染みがなく、あまり関心がない方もいらっしゃるかもしれません。ですが、この疑惑も事実であれば、

戦後最大級の政治事件

といって差し支えない事件です。

つまり、高市早苗陣営は、

・誹謗中傷動画量産による民意のコントロール
・高市早苗の名を冠した仮想通貨による、数十億円規模ともされる被害

という、内閣総辞職でもおかしくない事件に対する疑惑を2つも抱えながら、国会答弁では自分都合の言い訳ばかり続け、

『国民に対して、全く説明責任を果たしていない』

状況なのです。

明らかに今の日本の政治体制は、異常事態に陥っています。

そのことを、国民は知らなければなりません。

本記事では、『SANAE TOKEN(サナエトークン)』事件そのものを整理するとともに、なぜ高市早苗が「全く存じ上げません」と切り捨てに走ったのか、そしてなぜ今、内側の情報が次々と表に出てくるのか

——その構図を、事実と考察を分けながら読み解いていきます。

1章:『SANAE TOKEN(サナエトークン)』事件とは何だったのか

まず知らない方のために、

SANAE TOKEN(サナエトークン)事件

について簡単に整理します。

2026年2月25日、高市早苗首相の名前を冠した仮想通貨「SANAE TOKEN(サナエトークン)」が公開されました。

仮想通貨について知見がない方もいらっしゃると思います。

詳しく話すと仮想通貨の説明だけで記事が終わってしまうので、イメージを掴んでいただくための例えを挙げます。

仮想通貨とは、

『誰でも発行できる株』

のようなものだと思ってください。

ちなみに、仮想通貨は、暗号資産やクリプト、トークンなど呼ばれることもありますが、これも呼び方が違うだけだと思ってください。

大判焼きか、今川焼きで呼び方が違うようなイメージです。

厳密には仕組みも仕様もまるで違うのですが、この事件を読み解くイメージとしては、これで十分です。

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』は、実業家の溝口勇児氏が率いるコミュニティ「NoBorder DAO」が発行した仮想通貨です。

上場後の初値から約30倍に急騰、時価総額は約25億円を記録します。

ここでも聞き慣れない言葉が連続しますね……横文字は全部無視してOKです。

高市早苗の名を冠した『誰でも発行できる株』のようなもの(仮想通貨)が公開され、公開直後に値段が30倍になって、その時価総額は25億円になった。

という認識でOKです。

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』の公式サイトには高市首相の似顔絵が使われ、実質的に「高市早苗を応援するコミュニティトークン」として売り出されました。

そのため、多くの方が、高市早苗公認のプロジェクトだと認知していました。

わたしもそう思っていました。

溝口勇児サイドも、それを匂わすアナウンスを行っていました。

現役総理大臣が関わっている仮想通貨プロジェクトともなれば、購入者が殺到するのは当然。

価格が30倍になるのも頷けます。

ですが、このプロジェクトは、発行からわずか10日足らず、高市早苗の伝家の宝刀

「全く存じ上げません」

宣言により、霧散します。

時系列は下記の通りです。

2月25日:『SANAE TOKEN(サナエトークン)』が発行され、先ほどお伝えした通り約30倍に急騰、時価総額約25億円になります。

ちなみに、わたしは2月27日の時点で、このプロジェクトの胡散臭さについて『X』でポストしていました。

わたしが詐欺にあった仮想通貨詐欺と、構造がそっくりだったからです。

そして、この直後に事件が起こります。

急騰の直後、価格が高騰した時点で売り抜けた人間がいる、という疑惑が発覚します。

購入した『SANAE TOKEN(サナエトークン)』が一気に30倍になったのですから、売り抜けを考える人間が出るのは当然です。

ちなみに、通常の仮想通貨のプロジェクトでは、こういった売り抜け対策がしてあるのですが、『SANAE TOKEN(サナエトークン)』には、その対策が施されていませんでした。

よって、この時点でプロジェクト参加者の不信感も高まっていき、炎上状態になりました。

そして、次の事件が起こります。

3月2日:高市首相が「全く存じ上げません」と全面否定を行いました。

この宣言により、『SANAE TOKEN(サナエトークン)』の価格が大暴落。

購入者の「高市早苗公認のプロジェクトではなかったのか?」という不信感も大爆発、さらに大炎上していきます。

そして、

3月3日:共同通信が、金融庁による調査検討を報道。

3月5日:『SANAE TOKEN(サナエトークン)』もろとも、主導していた「Japan is Back」プロジェクト自体が中止になります。

発行から、わずか10日足らずの出来事です。

フルスピード消滅です。

高市早苗政権も、これくらいのスピード感を持って消滅してくれたらいいのにと、心の底から思います。

さておき、この

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』について、高市早苗が「全く存じ上げません」と断言した出来事。

それが、現在炎上中の『誹謗中傷動画量産』のスクープの引き金を引くきっかけになったと、わたしは見立てています。

その図式と、一般国民が気づきにくいこの事件の凶悪性については、事実と考察を交えながら、この記事の最後の【有料パート】にて説明します。

手前味噌ではありますが、実際に仮想通貨詐欺に遭い、その背景を知るわたしにしか書けない内容だと思います。

さて、無料パートでは、

なぜ突然、高市早苗が「全く存じ上げません」という伝家の宝刀を抜いたのか?

について説明しながら、本件を紐解いていきます。

2章:「全く存じ上げません」——なぜ高市早苗は伝家の宝刀を抜いたのか?

「SANAE TOKENという仮想通貨が発行され、一定の取引が行われていると伺いました。名前のせいか、色々な誤解があるようですが、このトークンについては、私は全く存じ上げません」

先ほどお伝えしたとおり、『SANAE TOKEN(サナエトークン)』発行から5日後の3月2日、高市早苗本人が『X』で声明を出します。

そして国会でも、こう繰り返します。

「私も事務所側も、どのようなものか知らされておりません。」

わたしは、高市早苗は『SANAE TOKEN(サナエトークン)』のことを知っていた可能性が高いと考えています。

この件に関しては、完全なわたしの憶測というわけではなく、根拠となる証拠がかなり挙げられています。

2026年4月1日配信・4月2日発売の週刊文春において、トークンの設計・実装を担った松井健氏(33歳)が、実名・顔出しで文春の取材に応じ、

「高市事務所の秘書さんには、サナエトークンが暗号資産であることを、すべてお伝えしていた」

と語っています。

そして文春が公開した証拠音声には、公設第一秘書・木下剛志の肉声が残っていたと報じられています。

さらに現代ビジネス(週刊現代・河野嘉誠記者)は、サナエトークンの極秘営業資料「SANAE DAO PROJECT Overview 2025年11月版」を独自入手し、そこに高市早苗本人の直筆サインがあったと報じています。

松井氏は2025年11月から、この資料を使って高市事務所と繰り返し打ち合わせをしていたとのこと。

これらが事実であれば、

「全く存じ上げません」 「事務所側も知らされていない」

という説明は、通りません。

ちなみに溝口勇児氏も、動画配信「REALVALUE」(YouTube)の中で、

「(高市早苗に)俺達の会合にもきてくださいって話はさせていただいているんで」

と語っていました(※該当部分は現在削除済)。

これらの証拠を踏まえると、高市早苗は『SANAE TOKEN(サナエトークン)』を事前に認知していた——わたし個人としては、そう考えています。

高市早苗のリテラシーレベルを考えるに、仮想通貨の仕様や性質まで理解していたかは怪しいところです。

ですが、

自分の名前のついた、すごそうなプロジェクトが始まる

ことは、少なくとも認知していたはず。むしろ松井健側のプレゼンを聞いて、好意的に受け取っていたのではないか、と予測しています。

では、なぜ高市早苗は伝家の宝刀「全く存じ上げません」を抜いたのでしょうか?

察しのよい方はお気づきかと思いますが、前述した

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』の売り抜け事件

がきっかけです。

3章:高市早苗陣営と松井健氏、蜜月の終わり

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』の価格の急高騰により、売り抜けた人間がいたというのは、先にお伝えした通りです。

これにより、プロジェクトは炎上し始めました。

そこで高市早苗は、損切りを行ったのだと、わたしは踏んでいます。

ここからは、わたしの推測が多く入る内容です。考察材料として受け取っていただければと思います。

このまま黙っていれば、炎上を続ける仮想通貨案件を認知していたどころか、承認していたことまで明るみに出てしまう——そう感じた高市早苗。

ならば、まだ火種が小さいうちに、

「全く存じ上げません」

ということにしてしまえばいい。

実に理にかなったやり方です。

さて、ここで注意したいのが、キーマンの松井健氏との関係の時系列です。

『誹謗中傷動画量産』の疑惑については、2025年の総裁選にまで遡ります。

つまり、『SANAE TOKEN(サナエトークン)』よりも遥か前に、高市早苗陣営と松井健は関係を持っていたということです。

流れとしては、下記の通りです。

■2025年:秋の自民党総裁選直前
ある知人を通じて、「高市陣営が苦戦しているので手伝ってほしい」と松井健に声がかかる。(※松井氏の文春での告白による。知人が誰であったか、どちら側の人脈であったかは報じられていません) 高市早苗の自画自賛動画と、ライバルの誹謗中傷動画を大量生産。結果、高市早苗が総裁選を制し、総理大臣に就任。

■2026年:2月の解散総選挙
総裁選時と同様のスキームで動画を大量生産。 それに加えて、冬季の短期決戦、他党の準備不足なども手伝い、自民党が圧勝。

ここからは、さらにわたしの推測の色が強くなります。参考までに受け取ってください。

ですが、わたしの推測を当てはめると、全てがクリアになってきます。

松井健は、この動画作成の案件で、高市早苗陣営の信頼を得ることに成功しました。

そこで今度は、自分の利益のために、高市陣営に営業をかけたのではないか、とわたしは考えています。

そう、仮想通貨『SANAE TOKEN(サナエトークン)』の営業です。

そして、高市早苗陣営もそれに乗ってしまった。

というより、ここは木下剛志が乗せられてしまったのでは?とわたしは考えています。

松井健は、おそらく仮想通貨で莫大な利益をあげることを念頭に、高市早苗の名前を利用しようとしたのではないか?

それが、わたしの予想です。

仮想通貨は、やり方次第で、仕掛けた側が驚異的な利益を出すことができます。

もちろん、それには詐欺的構造を用いる必要があります。

そして今回の『SANAE TOKEN(サナエトークン)』には、その「仕掛けた側だけが儲かる構造」を成立させる条件が、不気味なほど揃っていました。

・高市早苗のネームバリュー ・高市支持者という、圧倒的に熱量があり、疑うことを知らない顧客リスト ・そこに対して、仮想通貨をリリースできる立場

この3つが揃ったとき、何が起こるのか。

なぜ、仕掛けた側はほとんどリスクなしに莫大な利益を得ることができるのか?

さらに、スピリチュアルグッズや情報商材まがいのセールスを積み重ねてきた

『参政党』

ですら、決して手を出さなかった仮想通貨。

その「禁じ手」たる所以を、有料パートにて全てお届けします。

ここから先は、実際に仮想通貨詐欺に遭い、その手口を内側から知ってしまったわたしにしか書けない文章です。

実際の詐欺被害者であるわたしだから語れる、仮想通貨の詐欺的構造の悪質さ。

そして、それを看破できる国民が増えなければ国は滅ぶ、というお話をします。

それを、この記事の最後の【有料パート】で、すべて解剖します。

話を、事件の本筋に戻します。

おそらく、このプロジェクトがそのまま進んでいたら、未曾有の金融スキャンダルになっていたはずです。

ですが、それは未然に防がれます。

『SANAE TOKEN(サナエトークン)』の価格の急高騰により、売り抜けた人間が登場したことによって。

この出来事により、高市サイドの警戒心が一気に跳ね上がったはずです。

高市早苗は、何より支持率を気にします。

自分の名前を冠した仮想通貨が炎上しているとなれば、それだけで損切り対象になっておかしくありません。

もしくは、このタイミングで第三者に、仮想通貨の特性や松井サイドについて調べ直させたのかもしれません。

いずれにせよ、これがきっかけで

「全く存じ上げません」

という高市早苗の伝家の宝刀が抜かれることになります。

なぜ、躊躇なくこの宝刀を抜けたのかといえば、松井健の存在が用済みだったからです。

総裁選、解散総選挙が終わり、盤石の議席数と支持率を得た今、誹謗中傷動画量産の必要もありません。

どこの馬の骨かもわからない松井健と、関係性を保つ必要性はなくなります。

だから、ここで蜜月関係を終わらせた。

ですが、その損切りが、高市陣営にとって牙を向くことになります。

松井健サイドの、文春へのリークです。

松井健サイドが、文春にリークした……これはあくまでも予測ですが、登場人物的に、松井健側以外に考えられません。

そうでないとすれば、高市サイドにユダがいるということになりますが、リークした際のリターンが皆無なので考えにくいです。

次回は、この松井健という人物が、なぜ文春に情報をリークした可能性があるのかについて、詳しく掘り下げていきます。

有料会員の方は、ここから先のパートも、ぜひ読み進めてください。

実際の詐欺被害者であるわたしだから語れる、仮想通貨の詐欺的構造の悪質さ。

そして、それを看破できる国民が増えなければ国は滅ぶ、というお話をします。

【有料パート】詐欺的構造を国民が看破できなければ国が滅びる

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