日本を滅ぼす『皇室典範改正案』その1 〜なぜ高市政権は、これほど急ぐのか〜

『皇室典範改正案』高市政権はなぜ、皇室のかたちを変える法案をこれほど急ぐのか

今、日本という国の根底に関わる法案が、ものすごい速さで動いています。

それが、

『皇室典範改正案』

旧皇族の男系男子を、皇室に養子として迎えられるようにする改正案です。

政府は6月30日にこれを閣議決定して国会に提出。

7月10日には、衆議院で審議入りします。与党は今の国会での成立を目指しています。

※この記事は7月10日に公開していますが、記事を読まれているタイミングによっては、すでに成立しているかもしれません。

この改正案の表向きの理由は

「皇族の数が減っているから」

というもの。

すなわち皇族数の確保が建前です。

それ自体は、確かに考えるべき課題であることは確かですし、長らく議論されていたことでもあります。

ですが、今緊急に決めるようなことではありません。

国の象徴である皇室に関わる問題、議論は慎重に行わなければなりません。

それにも関わらず、今この改正案を通そうと、高市早苗政権は猛スピードで動いています。

なぜなのでしょうか?

その理由と、もしその改正案が通った時、日本はこの先どうなってしまうのか?

についてシリーズ記事で書いていきます。

今回は、第一弾です。

大切なことなので、日本はこの先どうなってしまうのか?

それだけは最初にお伝えします。

『結論、日本は終わります』

そのことについて、記事の後半でお話します。

まず、なぜ高市政権が、この改正案を急ぎ通そうとしているかの理由からお話します。


国民に黙って審議を続けようとする政権

そもそもこの法案がきな臭いと感じるある側面からお話します。

自民党は当初、この改正案の審議を

「テレビやインターネットの中継なしで進めたい」

と提案しました。

理由は「静謐(せいひつ)な環境づくり」だそうです。

テレビとインターネットの中継が入ると、場が静かな環境じゃなくなるという理論が意味不明です。

ネットにつなぐと爆音でも鳴り出すのでしょうか?

アホ丸出しな言い訳で、国民を欺けると思っていることに驚きを禁じ得ません。

ここまでアホ丸出しだと、

『中継が入っては、都合が悪い理由があります。』

と自白しているのと同義です。

堂々と説明して通せる法案なら、テレビでもネットでも流せばいいのです。

それをしたくないのは、

『見られる、聞かれると困るから。』

そう考えるのが妥当です。

ですが、さすがにこの提案は通りませんでした。

野党から「非公開はあり得ない」と強い反発が出て、自民党は7月8日にこの方針を撤回。

7月10日の審議は、テレビ・インターネット中継で公開されることになりました。

とにかく、国の根底に関わる法案を、国民の目が届かないところで通そうとした事実があったことは憶えておいてください。


高市早苗の答弁は、いつものように虚無の空っぽ

では、当の高市早苗総理大臣は、この法案について、どう説明しているのでしょうか?

7月6日の参院決算委員会で、この改正案について問われた高市はこう答えました。

「立法府の将来の検討を先取りする趣旨ではない」

訳すと、

「皇室の将来について、急いで検討はしていません(養子が天皇になると決まっているわけではない)」

ということだと思うのですが…そんなこと聞いてません。

そもそも、この改正案について聞いているんです。

長く喋っているのに、中身がまったくない。

何を聞いても、輪郭のぼやけた言葉が返ってくるだけ。

聞いたことに回答していません。

THEはぐらかし答弁は、もはや、お家芸です。

聞いても、まともに答えない。

ならば、なぜ高市政権が、ここまでこの改正案に拘り、急いでいるのか。

その理由を、こちらで紐解いていきます。

理由を紐解くことで、高市政権がこの改正案を進める行動原理の構造が見えてきます。

それは極めて歪な構造を持っています。


そもそも『皇室典範改正案』を国民は望んでいるのか?

その歪な構造を分解する前に、

『この改正案を国民が望んでいるのか?』

という点について見ていきたいと思います。

『皇室典範改正案』を、国民が望んでいるのであれば、また話が変わってきます。

ですが、そんなわけはありません。

とは言え、反対に振り切っているというわけでもありません。

2026年6月に各社が行った世論調査を見ると、養子の子孫に皇位継承資格を与えることへの賛否は、きれいに割れています。

共同通信(6月20〜21日)の調査

賛成 44.0%
反対 45.4%

反対が、賛成をわずかに上回る結果です。

他社では賛成が上回る調査もありますが、いずれも

「どちらとも言えない」
「分からない」

が、2割前後を占めています。

つまり、国民の多くは、「よく分からないまま」置き去りにされている。

これが実態です。

加えて、国民の意思が反映されているとは到底思えない側面があります。

今回の改正案には、与野党がまとめた「立法府の総意」にはなかった内容が、盛り込まれています。

それが『養子の「子孫」に皇位継承資格を与える』という部分です。

これは与野党の協議で結論を出さず、先送りされていた論点でした。

それを与党政権が、独断で改正案に入れたというのです。

もはや、やりたい放題です。

与野党の協議=国民の意思では「まだ決めていない」と言った部分を、政府が勝手に確定させた。

という図式です。

日本経済新聞の社説では、

養子案は賛否が割れ「分からない」との声も多く、改正案は国民の意見を十分に反映しているとは言えない。

皇室という国民統合の根幹に関わるテーマだからこそ、与党の「数の力」によらない議論が求められる

と指摘しています。

経済紙の日経ですら、「強引な改正は禍根を残す」と書いているのです。

国民の意見は割れ、「分からない」という声も多い。

そのうえ、与野党の合意にすら無かった内容が勝手に足された。

これを国民が望む改正案と呼ぶには、無理があります。


戦後最大の議席数、それは「数」の暴力

さて、高市政権がこの改正案を進める行動原理の構造を見ていきましょう。

ここでは、

なぜ、急ぐのか?
なぜ、今なのか?

という点について構造分解していきます。

答えは明白です。

今なら「数」の暴力で改正案を通せるからです。

今、自民党は単独で316議席持っています。

今年2月の衆院選=自己都合解散総選挙で獲得した議席です。

戦後初めて、一つの政党だけで衆議院の3分の2を握っています。

3分の2というのは、他党の賛成がなくても、ほとんど何でも押し通せる数字です。

ちなみに、先の解散総選挙はこの議席数を確保するため計画されたものだと、わたしは踏んでいます。

テーマが脱線するので、この話はまた今度したいと思います。

戦後最大の奇跡的な議席数なら、改正案を押し通せる。

ですが逆に言えば、

『他党を無視して押し切れるのは、この数の力が効いている今だけ』

とも言えます。

選挙は必ずあります。

議席は必ず動きます。

この316という議席数は、永遠には続きません。

むしろ、今の高市政権のやらかし具合を見ていると、さすがに次回は大幅に減るはずです。

だから今、急いでいるのです。

正真正銘、自民党にとって、これは最初で最後のチャンスです。

そして、そのチャンスを最大限に使うための遂行部隊が、高市早苗政権です。

国民の生活や、日本の未来のためになど動きません。

数の力が効くうちに、自分たちのためにやっておきたいことをやる。

ここまでが、報道で確認できる事実と、そこからわたしが受け取っている見立てです。

ここから先は、もう一歩踏み込みます。

それは、『皇室典範改正案』の真の目的

すなわち、「皇室のかたち」を変えることで、誰が得をするのか?

という点についてです。

ここからは、一歩間違えれば陰謀論と受け取られる話です。ですが、陰謀論として流すには、状況証拠が揃いすぎています。

とはいえ、わたしの予測=わたしの書く物語に、そのまま飲まれず、ご自身の意思を持って判別してください。

その上で、続きを読んでください。

「皇族数の確保」の裏にある、もう一つの物語

なぜ、よりによって「皇室のかたち」を変える改正案を「数」の暴力が有効なうちに急ぐのか。

皇族数の確保という理由自体は、正当なものです。

ですが、それだけなら、ここまで隠して急ぐ必要はありません。

なぜ、隠し、急ぐのでしょうか?

その裏にある物語があるからです。

それが、

『統一教会の悲願』

です。

しつこいようですが、ここから先は、わたしの予測です。事実として断定はしていませんので、その前提で読み進めてください。

旧統一教会の内部文書とされる文書には

「天皇制は将来的に廃止されなければ」

と記されていたと、週刊文春が報じています。

教団の目標のなかに、天皇制の解体が含まれていたという報道です。

ここで、多くの人がこう思うはずです。

「廃止させたいなら、皇族を減らすはず。なぜ、養子で皇族を”増やす”法案を推すのか?」と。

一見、矛盾しています。

ですが、逆なのです。

天皇制を、正面から「廃止しろ」と言っても、通るわけがありません。

国民が黙っていない。

ではどうするか。

内側から、変質させるのです。

本来、厳格に守られてきた皇統に、外部の血筋を、養子という形で入れる。

その子孫に、皇位継承の資格を持たせる。

こうして、これまで一本の糸で受け継がれてきた皇室の連続性に、別の経路を、静かに差し込む。

一度、その入り口が開けば、「本来の皇室のかたち」は、少しずつ変質していきます。

正面から壊すのではなく、内側から、じわじわと瓦解させる。

もし、これが『統一教会の悲願』だとしたら——

「皇族が減っているから、増やすんです」という建前は、その本当の目的を隠す、これ以上ない隠れ蓑になります。

自民党、そして高市早苗と統一教会の関わりは、これまでの様々な報道で明らかです。

その政権が、これほどまでに『皇室典範改正案』を急ぎ、こだわるのであれば、この予測は至極当然の帰結だと思います。

そして、その「内側からの瓦解」を、他党を無視して押し切れる”今”のうちに済ませてしまう。

だからこそ、これほど急いでいる。

そう考えると、すべての辻褄が合います。

では、その改正案が通るとなにが起こるのでしょうか?

『日本が終わります。』

その理由はこの後の有料パートでお伝えします。

ちなみに、この記事の有料パートは、2026年9月1日まで無料で読むことができます。


この記事は「今月の無料公開記事」のため、2026年8月31日まで、どなたでも無料でお読みいただけます。

9月1日以降は、有料会員さま限定の公開となります。

政治批判に留まらず、これからの日本を生きていくための、極めて有益な情報が記載されています。

ぜひ、最後まで読み進めてください。

日本が終わりを迎える理由

『統一教会の悲願』のもと自民党と高市政権が動いている。

そう仮定した上で『皇室典範改正案』が通った時、日本は終了する

とお伝えしました。

なぜ、日本が終了するか解説します。

それは日本人が共同体として持つ『物語』が喪失するからです。

「『物語』の喪失ってなに?それと日本の終了が関係するの?」

と思われた方もいらっしゃると思います。

大いに関係がある話ですし、この原理を知る大人が増えなければ、日本を救うことも難しくなります。

紐解いていきますので、読み進めてください。

そもそも人間という生き物は、共同体の中心に「共有された『物語』」がなければ、集団としてまとまり続けることができません。

バラバラの個人が「わたしたち」という一つの国民になれるのは、みんながどこかで同じ『物語』を共有しているからです。

例えば、「資本主義」というシステムも『物語』のひとつです。

その『物語』を共有しているからこそ、通貨を使い価値交換をするという共通認識のもと、共同体として社会を形成できているのです。

人類が国家のような巨大な集団を築けたのは、みんなが同じ『物語』を共有できたからです。

これは、世界的ベストセラーとなったユヴァル・ノア・ハラリの著書『サピエンス全史』などでも語られる、よく知られた考え方です。

もちろん『物語』はひとつではありません。

様々な『物語』が重なり合っています。

今、あなたが所属している組織、例えば「家族」や「会社」も『物語』です。

その『物語』の中には、極めて強固な『物語』があります。

それが「神話」です。

もう少しわかりやすく言えば「宗教」です。

無宗教国家である日本にとって、その中心の神話の『物語』を担ってきたのが、天皇陛下を戴く皇室という存在です。

その中心が失われれば、国は、ただの個人の寄せ集めになります。

日頃意識していない人でも、皇室という日本の象徴と歴史が脈々と受け継がれてきたことを、どこかで感じ取っているはずです。

わたしたちは無意識のうちに、それを共有の土台にしてきました。

その連続性が断たれれば、日本という共同体は、本当に拠り所をなくします。

かつて日本には、ほかにも国民を束ねる物語がありました。

豊かになっていく高度成長という『物語』。

世界に伍する「強い日本」という『物語』。

けれど、それらはもう失われました。

ちなみに、その失われた「強い日本」を、まだあるかのように見せかけて国民を釣り上げたのが、高市早苗政権です。

『すでにない幻想を売りつける。』

それは、詐欺的構造を持つスピリチュアルや情報商材販売と一緒です。

絶対に許してはなりません。

そして今、最後に残った、最も根の深い物語までも、カルト統一教会の自民党と、自認『美しい妹』にして虚言癖の傀儡、高市早苗が葬ろうとしています。

まあ、高市は傀儡だから、そこまで認知してなさそうですが。

さておき、思考できる国民はいいかげんに気づくべきです。

本当に国が、国の体をなさなくなります。

ではどうしたらいいのでしょうか?


思考できる国民で新しい日本を作るしかない

ここで残念なお知らせがあります。

今の社会構造のままでは、『日本の終了』、それを避けることはできないと思います。

『皇室典範改正案』が通るのは、もはや確定路線。

他にも、高市政権による、国民の弱体化、また国民の監視を図る政策が、どんどん進んでいます。

これまでの社会システムの中で、いままでのような共同体としての日本を維持していくのは無理でしょう。

では、諦めなければならないのか?

そうではありません。

逆です。

今の日本が終わるのであれば、終わった日本を、わたしたち国民が再起動させる。

その道を選べばいいのです。

政治や社会システムに依存することなく、自分たちの意思で社会を作っていく。

今、日本はその道を進まなければいけないタイミングに入っている。

わたしは、そのことを強く確信しています。

新しい日本を国民が再起動させるしかないのです。

だからこそ、このサイトも日本を再起動させるという意味合いで、

『REBOOT JAPAN』

と名付けました。

そして、それは不可能なことではないと思っています。

一から国を作るという話ではなく、今の社会インフラのシステムを利用しながら局地的に再起動すればいいのです。

そのために2つのアクションを解説します。


日本を再起動させるため、わたしたちにできる2つのアクション

① 常に思考し、リテラシーを上げ続ける

② 自分の意見を発信できる環境を作る

というアクションです。

この2つのアクションを同時にできる国民が増えれば、日本は確実に再生していくと睨んでいます。

ただ、2つのアクションに関しては、

「なんだ、割とよく聞く話だな?」

と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、それは早計です。

確かに

「思考しましょう」
「リテラシーを上げましょう」

といった謳い文句は、耳にすることも多いでしょう。

また、そのための方法論やノウハウのようなものも社会に氾濫しています。

ですが、ここで問題です。

それで思考できている大人が、リテラシーが向上した大人が増えたといえるでしょうか?

残念ながら、そういう社会にはなっていません。

なぜなら、それは単に解答と思われるものを与えているに過ぎないからです。

「思考が大切」と思った人が、「思考をするためのノウハウ」を集める。

そのアクション自体が、『史上最強の思考停止』であることに気づかなければならないのです。

ですが、今の日本社会は、このように学んでいるようで、思考が停止するように完全にデザインされています。

なぜなら、その方が経済が回るからです。

答えをほしがっている人たちに、答えのようなものを売るのがビジネスの鉄則。

すなわち「答えが手に入る『物語』」を売っているのです。

わたしは、この『物語』を買って、人生のドン底を体験しました。

その『物語』とは、

仮想通貨の投資で富が得られる『物語』
宇宙にお願いすれば幸せになれる『物語』

です。

ですが、わたしは自力でそこから抜け出しました。

だからこそ、虚構の『物語』ではなく、

① 常に思考し、リテラシーを上げ続ける
② 自分の意見を発信できる環境を作る

の方法もお伝えすることができます。

それができることで『物語』を看破することができるのです。

いま、国民の多くは、誰かの作った『物語』に迷い込んでしまっている状態です。

例えば

強く豊かな日本を取り戻すという『物語』です。

しつこいようですが、高市政権はこの、すでに失われた『物語』の流布を意図的にやっています。

では、早速

① 常に思考し、リテラシーを上げ続ける

について、お話します。

これは、「正しい答え」を覚えることでは、ありません。

むしろ、逆です。

誰かが用意した「答え」を、そのまま受け取らない。

「本当にそうか?」と、一度立ち止まって、自分の頭で問い直す。

その“問いを立てる力”こそが、リテラシーの正体です。

今回の『皇室典範改正案』も、そうでした。

「皇族が減っているから、増やす」

この一行を、そのまま鵜呑みにすれば、そこで思考は止まります。

ですが、

「本当に、それだけが目的か?」
「なぜ、こんなに急ぐのか?」
「なぜ、隠そうとしたのか?」

と問い直したからこそ、その裏にある構造が、見えてきました。

答えを覚えるのではなく、問いを立てる。

これを習慣にできた人から、『物語』に飲み込まれなくなります。

そして、この”問いを立てる力”を、どうやって鍛えていくのか。

その具体的な方法は、次回の記事の有料パートでお伝えします。

本当に会員になって、いつでも有料記事を読めるようにしておいた方が絶対にお得です。

ぜひ、下記バナーから、有料会員になってください。

それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

一緒に日本を再起動させていきましょう。

小山田まき

【高市政権 崩壊の始まり】誹謗中傷動画量産、民主主義を破壊する『情報テロ』の疑惑

週刊文春のスクープにより、

高市早苗政権が、

  • 2025年10月の自民党総裁選
  • 2026年2月の衆議院議員総選挙

において、総裁選のライバルや、他党の誹謗中傷動画を大量生産していたという疑惑が浮かび上がりました。

この疑惑が本当であれば、大量の動画を量産しYouTube、TikTokなどにアップ。

民意をコントロールし選挙をジャックした、戦後最大…いえ内閣が発足して以降最大の

情報テロ

だと、わたしは捉えています。

絶対に風化させてはいけない事件です。

今回の事件の構造、そしてそれがもたらす高市早苗政権への影響をベースに

この歴史的スキャンダルで高市早苗政権は崩れるのか?

という視点で、5回シリーズにわたって紐解いていきます。

  • 第1回(今回):誹謗中傷動画作成事件で報道された内容
  • 第2回:高市の名を冠した数十億円事件「サナエトークン」と、中傷動画の知られざる関係
  • 第3回:実行犯はなぜ告発者になったのか——松井健が高市陣営に牙を剥いた理由
  • 第4回:「秘書が勝手にやった」は成立しない——公設第一秘書という役割の正体
  • 第5回:「退陣」はゴールではない——この国の歪んだ構造を終わらせるために

第1回は、これまでに報じられた事実の全体像をまとめていきます。

5つの章で、順を追って分かりやすく解説します。

  1. 『週刊文春』が持つと予測される、高市早苗政権の崩壊カード
  2. 67通のメッセージと「少なくとも8回のウェブ会議」が示すもの
  3. スマホ約20台とAIで「1日100〜200本」という物量
  4. 「高市早苗」という表示名でウェブ会議に出ていた人物
  5. 「ないものはない」高市首相本人の説明責任を果たさない否定

順番に整理していきます。

1章:『週刊文春』が持つと予測される、高市早苗政権の崩壊カード

ことの発端は、2026年4月末以降『週刊文春』が報じてきたスクープです。

『高市早苗首相の陣営が、対立候補や野党を中傷する動画を組織的に作成・拡散し、陣営の関与を隠していた』

と報じたことを皮切りに、報道が回を重ねるごとに、その規模と組織性が、次々と明らかになってきました。

高市早苗本人は、国会答弁で「私は秘書を信じます」と答弁し、2026年5月28日の参院厚生労働委員会では、語気を強めて「ないものはない」と全面否定に至っています。

ですが、文春が積み上げてきた証拠は、本人の否定だけでは説明がつかないところまで来ているように思えます。

これは、わたしの主観ではなく客観的証拠に基づいてです。

本記事では、これまでの報道を時系列で整理し、いま何がどこまで分かっているのかを、全体像としてまとめます。

なお、ここで紹介する事実関係は、すべて週刊文春の報道に基づきます。

動画の実物や陣営内部のメッセージの詳細は、『週刊文春』本誌および電子版で確認できます。

地道な取材でここまでの事実を明らかにした『週刊文春』のジャーナリズムには、敬意を表します。

他のメディアにも、報道機関としての矜持を取り戻してほしいです。

そんなものがあればの話ですが。

→ 週刊文春電子版 https://bunshun.jp/denshiban

さて、報道の流れを時系列で整理します。

文春の報道によると、高市陣営による中傷動画の作成・拡散は、

2025年10月の自民党総裁選で始まり、2026年2月の衆議院議員総選挙でも続いていた。

とされています。

この衝撃的な内容は、『REBOOT JAPAN』のこちらの記事にまとめてあります。

【1日100本の誹謗中傷動画】高市早苗陣営が組織的に仕掛けた『国民洗脳の仕組み』

そして文春は、3号連続でこの問題を報じ、その後もスクープを重ね、現在までに段階的に報じてきました。

  • 第1弾:高市陣営が、衆院選で野党候補を中傷する動画を投稿していたと報道
  • 第2弾:公設秘書のメールが公開され、大臣補佐官も動画作戦に関与していたと報道
  • 第3弾:木下剛志秘書から動画作成者へ送られた「67通のメッセージ」が、国会答弁との矛盾を示すと報道
  • 第4弾:スマホ約20台とAIを使った「1日100〜200本」の大量投稿の実態を報道

ひとつのスクープで終わらず、回を重ねるごとに新しい証拠と、その悪質な背景が明らかになっていきます。

文春が当初から相当な量の証拠を握っていて、相手の否定を引き出してから順に出している、という見方もできます。

すなわち、まだカードを持っているということです。

それこそが『週刊文春』が持つと予測される、高市早苗政権の崩壊カードだと、わたしは予測しています。

それは、高市早苗の秘書・木下剛志が、誹謗中傷動画のオンライン会議に参加した録画データだと、わたしは考えます。

2章:67通のメッセージと「少なくとも8回のウェブ会議」が示すもの

話が前後しましたが、この前代未聞の政治スキャンダルの中心にいるのが、前文に登場した

高市早苗事務所長であり、公設第一秘書の

木下剛志

という人物です。

木下剛志は、20年以上にわたって高市首相を支えてきた、側近中の側近とされる人物です。

当然ですが、公設第一秘書は特別職の国家公務員であり、その給与はわたしたちの税金から支払われています。

もし、このスキャンダルが真実であれば、わたしたちの税金が選挙ジャックとも言える不正に使われたとも言い換えることができます。

こんな酷い話はありません。

文春の報道によると、木下氏は、動画作成者である起業家の松井健氏に対し、

67通のメッセージ

を送っていたとされます。

少しだけ話が横道にそれますが、この松井健という人物は、高市早苗の名を冠しながら、数十億円の被害額を出した仮想通貨

「SANAE TOKEN(サナエトークン)」事件

の中心人物でもあります。

これは、わたしの憶測の域を出ませんが、「SANAE TOKEN(サナエトークン)」事件の顛末が、今回の誹謗中傷動画大量生産の事件が明るみになったことと密接に関係していると考えています。

その関係については、次回・第2回で詳しく掘り下げていきます。

話を戻します。

木下剛志と松井健とのやり取りは、LINEやショートメール、シグナルを通じて行われたとされます。

ちなみに、シグナルというのは履歴が残らないメッセージツールで、一般的に使われるようなアプリではありません。

そのやりとりの期間は、2025年9月から2026年3月にわたります。

内容には、中傷動画のアップロード報告や、野党候補に関する動画の「拡散」依頼が含まれていたと報じられています。

さらに、木下剛志も参加する形で、少なくとも8回のウェブ会議が開かれていたとされます。

メッセージのやり取りだけでなく、顔を合わせる形の会議まで重ねられていた。

そして、『週刊文春』は、その会議に参加した際の木下剛志の格好まで、記載しています。

ちなみに、高市早苗陣営の青いジャンパーです。

なぜ、『週刊文春』はここまで言えるのでしょう?

そうです。

動画を持っているからです。

ちなみに、なぜ文春が動画を所持できたのかという理由も推測できます。

それは、キーマンである、松井健氏からのリークです。

3章:スマホ約20台とAIで「1日100〜200本」という物量

第4弾の報道で明らかになったのが、その「物量」です。

文春の取材に、実行部隊側はこう証言しています。

約20台のスマートフォンを使い、AIを用いて1日に100本から200本の動画を作成し、SNSに投稿していた

スマホ1台につき3つのGmailアカウントを用意し、ユーチューブをはじめとする複数のSNS用にアカウントを作成していたとされます。

これは、『スマホファーム』といわれる特定の動画や投稿の表示数を強制的に増やす、反則技です。

動画の内容は、松井健の証言によれば、

  • 小泉進次郎氏へのアンチが約7割
  • 林芳正氏へのアンチが約1割
  • 高市氏へのポジティブな内容が約2割

という構成だったとされます。

ひとつひとつは匿名の「政治系アカウント」を装っているため、見ている側は、それが組織的に作られたものだとは気づきません。

広告ではなく、一般の市民の声を装った、組織的な世論への働きかけ。

これは「情報テロ」と呼んでも、言い過ぎではないと、わたしは考えています。

4章:「高市早苗」という表示名でウェブ会議に出ていた人物

文春の報道によると、ウェブ会議に「高市早苗」という表示名で参加していた人物がいたとのこと。

当然ですが、高市早苗ではありません。

さすがに、そこまで狂ってはいないでしょう。

では誰なのでしょうか?

もう名前を挙げるまでもないのですが、

高市早苗の第一公設秘書の木下剛志さんです。

もう出ずっぱりです。

おそらく、普段使っていたZoomで、高市事務所のアカウント名が表示されていたというのが、落としどころではないでしょうか。

ちなみに、先にお伝えしたとおり、この時に高市陣営の青いジャンパーを着て参加するという有様。

再三ですが、ここまで細かい描写を文春ができるということは、動画を持っているという以外考えられません。

ちょっと、先にネタバレをしますが、この動画をリークした人物こそ、この事件のキーマン

松井健

だったとわたしは予測しています。

なぜなら、松井健が、高市早苗陣営を恨んでいるからです。

その理由は、本シリーズの第3回

実行犯はなぜ告発者になったのか——松井健が高市陣営に牙を剥いた理由

にて記載いたします。

さて話を戻します。

高市早苗が最も信頼を置く秘書である木下剛志。

20年来の側近が、本人の許可なく独断で、ここまでのことをやると思えるでしょうか。

絶対にやりません。

バレたら一撃で政治家生命が絶たれてしまうような蛮行を、木下剛志の独断で行えるわけがありません。

高市早苗も知っていて当然と考えなければ辻褄があいません。

この「秘書の独断ではありえない」という構造については、第4回で、公設第一秘書という役割の正体から、じっくりと立証していきます。

5章:「ないものはない」高市首相本人の説明責任を果たさない否定

では、高市早苗本人は、これらの報道に対しどういうスタンスを取っているのでしょうか?

当然ながら国会でも追及されています。

国会では、当初「週刊誌より私は秘書を信じます」と答弁。

2026年5月22日には「中傷動画の作成は、第三者にも依頼していない」と改めて否定。

そして5月28日の参院厚生労働委員会では、語気を強めて

「ないものはない」

と否定、その後、

「証明できない限り、まるであったかのように印象付けられるのは大変心外だ」

などと述べています。

「証明できない」と述べていますが、それは高市早苗がないといっているだけで、なんら証明になっていません。

なぜ、

「一切そのようなことは行っておりません。秘書と私の名誉を守るため、該当週刊誌に対しての刑事訴訟を準備しています」

と言わないのでしょうか?

本当に白なら、それくらい言えて当然です。

なぜ言えないか?

黒だからです。

むしろ、文春に訴えてしまえば、調査の過程で自陣営のボロが出る。

  • 陣営メンバーの実名証言があり
  • 公設第一秘書のメッセージが67通公開され
  • 少なくとも8回のウェブ会議が指摘され
  • スマホ約20台での大量投稿の実態が証言されている

という疑惑がかけられた上に、信頼をおいている秘書や自分の名誉が毀損されているのです。

「ないものはない」

で済ます方がおかしいです。

第一、国民への説明に全くなっていません。

全てがメチャクチャです。

現時点で、この件について違法性が確定しているわけではありません。

捜査や立件がなされたという報道はありません。

事実と、わたしの評価は、分けて読んでいただきたいと思います。

それでも、ここまで煙が立つ時点で異常事態です。

ここまで異常事態がデフォルトになった高市早苗政権。

では、文春が最強のカードを切ったときに倒れるのでしょうか?

それを本記事の有料パートで紐解いていきます。

有料パートを読まない方は、シリーズ第2回

高市の名を冠した数十億円事件「サナエトークン」と、中傷動画の知られざる関係

をお送りします。


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【SANAE TOKEN事件続報】国民が知るべき『戦後最も闇が深い政治スキャンダル』の理由

高市早苗陣営が、SANAE TOKEN(サナエトークン)・誹謗中傷動画に携わっていた証拠が、改めて浮上しました。

それが、SANAE TOKEN(サナエトークン)・誹謗中傷動画のキーマン松井健氏が、5月18日配信のNoBorder News(YouTube)にて発言した、

「木下秘書とやり取りをして実施いたしました」

という証言です。

高市早苗の第一秘書である木下剛志と、松井健氏との関係性に焦点が合いがちになりますが、本件は、日本の政治スキャンダル史上、感じたことのない闇を持ち合わせているのです。

今回の記事では、その闇を深堀りするとともに、今、多くの国民が知らなければならない事実について語っていきます。

ちなみに、『REBOOT JAPAN』では過去(2026年5月7日)にSANAE TOKEN事件の全貌についての記事も公開しています。

事件の全貌を知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。

ここまで証拠が揃っているのに、なぜ高市早苗は謝罪すらしないのか?

本事件は、今回の松井健氏の発言も含め、もう言い逃れができないレベルで状況証拠が揃っています。

・公認後援会アカウントによる拡散

・チームサナエの活動拠点が高市事務所だったこと
・週刊文春が公開した木下剛志公設第一秘書の「いわゆる暗号資産」「すごくいい」と発言する証拠音声
・現代ビジネスがスクープした極秘営業資料の高市首相直筆サイン

それにも関わらず、高市首相サイドは

「私は全く存じ上げません」
「事務所側も知らされておりません」

と主張を続けていました。

そして2026年5月18日、前述した通り、『SANAE TOKEN事件』の中心人物である松井健氏が、NoBorder News配信に出演し、自らの口で、その関係性も語りました。

さらに同日、その内容を朝日新聞が報じました。

「秘書とやり取りして実施した」
「秘書とオンラインで会議をした」
「設計と開発の責任者は私」

「疑惑」「構造」だったものが、すべて「証言」レベルに格上げされました。

ここまで証拠が揃った政治スキャンダルは日本の戦後史でも、そうはありません。

ですが、それにも関わらず、高市早苗は知らぬ存ぜぬで突き通しています。

多くの国民は、そのことに疑問すら感じていません。

なぜ、このような異常事態が続くのでしょうか?

TVで報道しないから?

確かにそれもありますが、もっと根深い原因があると、わたしは考えています。

この記事の後半で、その原因を紐解いていきます。

その前に、朝日新聞の記事の内容を掘り下げながら、事件の背景を見ていきましょう。

大手メディアである朝日新聞も報じた高市陣営と松井氏の証言の食い違い

2026年5月18日、朝日新聞デジタルが、

「高市氏陣営による中傷投稿報道『秘書とやり取り』と男性が証言」

というタイトルで、本件を報じました。

これは、日本の主要全国紙が、『SANAE TOKEN事件』及び、高市陣営の『誹謗中傷動画問題』を本格的に取り上げた、おそらく初めての記事です。

これまで、この問題は

週刊文春
週刊新潮
現代ビジネス

といった雑誌系媒体が報じてきました。

それに対して、朝日新聞という大手紙が動いた意味は、極めて大きな出来事です。

記事が示したのは、『高市首相の国会答弁』と『松井健氏の証言』との完全な食い違いでした。

高市首相は2026年5月の国会答弁において、

「(秘書と松井氏の)やり取りは存在を確認できなかったと報告を受けている」

と語っています。

ですが、前述の通り2026年5月18日でのNoBorder Newsにて、松井健氏は、

「秘書とやり取りして実施した」

と証言しています。

再三ですが、この証言と文春の報道を見るに、高市早苗の第一秘書である木下剛志氏と松井健氏が接点がないというのは無理があります。

また、高市早苗は、松井健氏に対して、

「私自身も、地元の秘書も面識ない方」

とも回答しています。

一方、松井氏サイドは、

「秘書とは直接会わず、オンラインで会議をした」

と回答しています。

高市早苗は「対面で会っていない」を「面識ない」と表現することで、オンライン会議の事実を覆い隠そうとしたとも受け取れます。

うがったものの見方に感じるかもしれませんが、松井氏と木下の関係性は、もはや隠し切れない以上、面識がないと言い張るのは無理があります。

ちなみに、

2026年3月2日、高市早苗はXにて、

「このトークンについては、私は全く存じ上げません」
「私の事務所側も、当該トークンがどのようなものなのかについて知らされておりません」
「本件について我々が何らかの承認を与えさせて頂いたこともございません」

と述べましたが、これは『SANAE TOKEN』が売り抜け問題などで炎上した後の発言です。

それまで、自身の名前がついたトークンが実在していたのを知らなかったというのは無理があるのではないでしょうか。

木下剛志の音声「いわゆる暗号資産」「すごくいい」

2026年4月1日配信(電子版)・4月2日発売の週刊文春は、高市早苗事務所所長で公設第一秘書の木下剛志氏の肉声を公開しています。

打ち合わせの場で、木下剛志は、

「いわゆる暗号資産」
「すごくいい」

と発言していたと報じられています。

つまり、

・木下秘書は、SANAE TOKENが暗号資産であることを認識していた
・木下秘書は、それに対して「すごくいい」とゴーサインを出していた
・松井氏は、その秘書とやり取りしながらトークンを設計・発行した

これが、音声証拠と松井氏の証言を組み合わせた、現時点で見えている事実です。

ところが、松井氏は5月18日のNoBorder News配信で、こうも述べています。

「秘書からの具体的な指示は否定し、『(高市氏の)プラスになるだろうと思い、自ら主導した』」

これは、おそらく高市早苗陣営に責任を持たせないための防衛線だと考えられます。

やり取りはあった、でも指示はなかったということですが、文春が公開した木下の音声

「いわゆる暗号資産」

「すごくいい」

というゴーサインとも食い違います。

これを「指示ではない」と言い張るのは、無理があります。

少なくとも、

「黙認」「黙示の承認」

であったことは、否定しようがありません。

そして、現職総理大臣の公設第一秘書が、暗号資産プロジェクトに「黙示の承認」を与えていた。

これだけでも、本来であれば、即座に責任問題に発展する重大事案です。

ロッキード事件、リクルート事件と比較してみる

ここで、日本の戦後政治史を振り返ってみます。

戦後最大の汚職事件と言われたロッキード事件(1976年)。

「総理の犯罪」と呼ばれたこの事件では、田中角栄元首相が5億円の受託収賄で逮捕・起訴されました。

東京地検特捜部が動き、テレビは連日中継し、国民は強い政治不信を抱きました。

そして、田中元首相は一審で懲役4年の実刑判決を受けています。

戦後最大の企業犯罪と言われたリクルート事件(1988-89年)。

リクルート社が政官財の要人に未公開株を譲渡したこの事件では、東京地検特捜部により12人が起訴され、竹下登内閣は総辞職に追い込まれました。

戦後政治史の転換点と評される事件です。

これらの事件に共通するのは、

・証拠が出る
・捜査が動く
・逮捕・起訴される
・裁判で責任が追及される
・内閣が動く(総辞職など)

という、責任追及の構造が、最低限ではあるが、機能していたという点です。

それに対して、『SANAE TOKEN事件』はどうでしょうか。

・文春が証拠音声を公開している

・現代ビジネスが直筆サインをスクープしている

・松井氏本人が「秘書とやり取りしていた」と認めている
・朝日新聞が報道に動いた
・金融庁が調査に動いている

これだけ証拠が揃っているのに、

・高市首相は「全く存じ上げない」と答弁し続けている
・木下秘書は辞任していない
・国会では「秘書を信じる」とのらりくらり答弁
・東京地検特捜部は動いていない
・大手メディアの追及も限定的

つまり、

『証拠は揃っているのに、誰も責任を取らない』

という、戦後政治史でも極めて稀な構造になっているのです。

ロッキード事件もリクルート事件も、当時の制度や政治家には限界がありましたが、

「責任を取らせる仕組み」

は、最低限機能していました。

『SANAE TOKEN事件』では、それすら、機能していません。

これが、わたしがこの事件を、

戦後最も闇が深い政治スキャンダル

と称する理由です。

ですが、この政治スキャンダルには、さらにその闇を深めていく要素があるのです。

続きは、有料パートでお読みいただけます。


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【終わらない打撃】高市早苗「ナフサは足りる」発言の嘘|ポテチの白黒に留まらない国民生活への影響

カルビーの一部商品のパッケージが白黒に変更される

2026年5月12日、そんな衝撃的なニュースが流れました。

そして、翌13日には、日本の食品メーカーから特定の製品の「生産停止」が発表されました。

高知の名物菓子「ミレービスケット」の一部商品が、ナフサ不足によるパッケージ材料の入荷遅延・停止を理由に、生産停止に追い込まれたと共同通信が報じました。

これは、これまでの「白黒パッケージ化」「無地化」といった企業努力の段階を、明確に超えた事態です。

供給を維持する工夫から、もはや作れないフェーズへ。

他にも、

  • 日清製粉ウェルナ:マ・マースパゲティの結束テープを無地に変更
  • 伊藤ハム:同様の措置を検討中
  • JA全中:農業用資材の確保に支障
  • 医療現場:使い捨て注射器、輸液バッグ、人工透析チューブの供給ひっ迫
  • 製本業界:接着剤不足

といった発表がなされています。

これらすべての原因、今更語るまでもありません。

『ナフサ不足』

です。

ナフサは、原油から精製される基幹素材で、プラスチック製品、印刷インク、合成樹脂、合成繊維、ビニール、医療物資、塗料、ゴミ袋、食品包装材など、わたしたちの生活インフラを支える幅広い製品の原材料になっています。

つまり、ナフサが不足するということは、食品から医療、農業、日用品まで、生活のあらゆる場面に直接影響が及ぶということです。

そして今、中東情勢の悪化により、日本へのナフサ輸入が大きく絞られている状況にあります。

ですが、政府は

「ナフサは足りている」 「節約をお願いする段階にない」

と言い続け、イランからの輸入を頑なに行いませんでした。

イラン側の意向への懸念もある中、立憲民主党の小西洋之議員が5月3日のNHK憲法記念日特集で衝撃の事実を明かしました。

それは、

イラン大統領・外務大臣が、高市総理に対して「日本のタンカーを通すことはできる」と伝えているにもかかわらず、高市政権はそれを活かしていない

国民にとって信じがたい事実です。

一体、今日本では何が起きているのか。なぜ政権は動かないのか。

この記事では、報道で明らかになっている事実を整理し、ナフサ危機の現場崩壊の実態と、高市政権のザル対応について検証していきます。

なお、本記事の主な出典は、朝日新聞、日本経済新聞、共同通信、NHK、FNN、TBS、ABEMA TIMES、野村総合研究所、グリーンピース・ジャパン、プレジデントオンライン、各種報道です。

この記事でわかる『ナフサ危機と高市早苗政権のありえない対応』の4つのポイント

ポイント1:あなたの生活にも影響が!現場ではすでに崩壊が始まっている(カルビー、日清製粉、JA、医療物資、製本、塗料、そしてついに「生産停止」へ)

ポイント2:高市早苗の「ナフサは足りる」と言う一点張りの大嘘!

ポイント3:イランから「日本のタンカーは通せる」と打診があるのに、なぜか動かない政府

ポイント4:政府はパッケージ変更に踏み切った企業を「ヒアリング」する意味不明な対応

順番に整理していきます。

ポイント1:あなたの生活にも影響が!現場ではすでに崩壊が始まっている

まず、現場で何が起きているのか。事実を時系列で整理します。

ミレービスケット:ついに「生産停止」

2026年5月13日、共同通信が報じた事実は、これまでの流れの一線を決定的に超えるものでした。

高知の名物菓子「ミレービスケット」の一部商品が、ナフサ不足の影響で生産停止に追い込まれたのです。

製造会社である野村煎豆加工店への取材で判明したもので、包材の入荷の遅れや停止があるためとのこと。

これは、これまでカルビーや日清製粉が行ってきた

「パッケージを簡素化して供給を維持する」

という工夫の段階を、明確に超えた事態です。

包材が手に入らなければ、商品そのものが作れない。

これが、現場で起きている現実です。

カルビー:主力14商品のパッケージを白黒化(正式発表)

2026年5月12日、カルビーはパッケージ変更を正式に発表しました。

対象は、

  • ポテトチップス(うすしお味、コンソメパンチ、のりしお等)
  • かっぱえびせん
  • フルグラ

など、計14商品。

通常は銀色の袋にカラフルな印刷が施されますが、白黒2色のパッケージでは、

  • 重ねる白色を減らす
  • 印刷色を白と黒のみに限定
  • おなじみの「ポテト坊や」も不在
  • 左上に「石油原料節約パッケージ」と表示

という、これまでにない簡素な仕様になります。

5月25日の週から店頭で順次切り替えられる方針で、当面この対応が続く見込みです。

さらに、7月に予定されていた「サワークリーム風味」商品の発売は中止となりました。

つまり、新商品を出す余裕すらない状況だということです。

日経新聞、NHK、TBS、FNN、共同通信、朝日新聞など、ほぼ全ての主要メディアが報じました。

伊藤ハム:同様の措置を検討中

日経新聞の報道によれば、伊藤ハムも同様のパッケージ変更を検討しています。

食品メーカーの間で、カラーインクの入手困難を理由とした包装変更の動きが相次いでいる状況です。

日清製粉ウェルナ:パスタの結束テープを無地化

2026年5月12日、日清製粉ウェルナは「マ・マー スパゲティ」を1食分ずつ束ねるテープを、無地のものに切り替えると発表しました。

これまでは赤字で「2分」などとゆで時間を記していたテープを、印刷なしに変更。5〜6月に市場に流通する見通しです。

親会社の日清製粉グループ本社によれば、ほかの乾麺に使っているテープも同じ状況だといいます。

朝日新聞が報じました。

JA全中:農業用資材の確保に支障

2026年5月12日、JA全中(全国農業協同組合中央会)の神農佳人会長は定例記者会見で、石油を原料とするビニールハウスなど農業用資材の流通について、

「一部の生産者やJAで必要量を確保できない事例がある」

と明らかにしました。

共同通信が報じています。

食品包装だけでなく、農業生産の根幹にまで影響が及び始めているということです。

医療現場:すでに供給ひっ迫が顕在化

野村総合研究所、グリーンピース・ジャパン、複数の経済メディアの報道によれば、医療現場ではすでに以下の供給ひっ迫が顕在化しています。

  • 使い捨て注射器
  • 輸液バッグ
  • 個別包装
  • 人工透析チューブ(4月半ば〜8月頃に供給不足の懸念)
  • 手術用廃液容器
  • 医療用滅菌ガス

これらは生命維持に直結する医療物資です。

日経メディカルは「ナフサ不足の今、我々は診療縮小に踏み切るべきではないか」というコラムまで掲載しています。

その他、生活全般への波及

  • 製本業界:接着剤不足が報じられている
  • 塗料・シンナー:出荷制限により工事に遅延
  • ゴミ袋(ポリエチレン製品):5月下旬から30%以上の値上げ見込み
  • 食品トレー:発泡ポリスチレンシートが値上げ、弁当・総菜・カップ麺の価格上昇に直結
  • 合成繊維:衣料品への影響

つまり、ナフサ不足の影響は、すでに食品包装、医療、農業、住宅、衣料品、日用品など、生活全般に及び始めている状況です。

5月13日時点の事態の段階

ここで重要なのは、わずか数日で事態が段階的に悪化していることです。

  • 5月8日(カルビー通知):パッケージ簡素化で供給維持
  • 5月12日(日清製粉):結束テープ無地化で供給維持
  • 5月12日(JA会見):一部資材の確保困難
  • 5月13日(ミレー):生産停止

「白黒にして耐える」段階から、「もう作れない」段階へ移行しています。

にも関わらず、高市早苗政権は明確な対策も講じていません。

ポイント2:高市早苗の「ナフサは足りる」と言う一点張りの大嘘!

現場では崩壊が始まっているのに、高市早苗政権は一貫して

「ナフサは足りている」 「問題ない」

と発信し続けてきました。

時系列で整理します。

2026年4月5日:X(旧Twitter)で「事実誤認だ」

TBS「報道特集」が4月4日、専門家の発言として「日本は6月には詰む」と報じたことに対し、高市早苗首相は4月5日、自身のXで、

「事実誤認だ」 「事実ではない」

と相次ぎ投稿。

「他のことも含めて、最近は事実と全く異なる報道が増え過ぎている」

と不満をあらわにしたと、時事通信が報じています。

余談ですが、大切なことならXで発表せずに記者会見を開けばいいのです。

この人は、なにをやっているのでしょうか。

2026年4月24日:衆院厚生労働委員会

「もうちょっと先になるけれども、まもなくそんなに心配していただかなくてもいい情報もお伝えできるかと思っている」

ナフサ供給問題について、調達のメドが立ちつつあるとの認識を示したと、日経新聞が報じています。

いびつな日本語で、なにを言っているのかわかりません。

2026年4月30日:中東情勢に関する関係閣僚会議

「年を越えて供給を継続できる」

ナフサ由来の化学製品の供給見通しを、これまでの「半年以上」から「年越し」へ引き上げました。

時事通信、日経新聞が報じています。

前回と変わって簡潔なメッセージですが、相変わらずエビデンスはありません。

2026年5月11日:参議院決算委員会

「節約をお願いする段階にない」

物価高への対応に関する質疑の中で、節約要請の可能性について「臨機応変に対応」と答弁しつつ、現時点での節約要請は否定したと時事通信が報じています。

いや、お願いしろよ。

2026年5月12日:佐藤啓官房副長官の記者会見

カルビーの白黒パッケージ化が報じられた翌日、佐藤啓官房副長官は記者会見で、

「日本全体として必要な量は確保されていると認識しています」 「現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず」 「さらに踏み込んだ節約をお願いする段階にはない」

と発言。一貫して「足りている」との認識を示したと、ABEMA TIMESが報じています。

いや、現場では足りてない、また先を見越してこういう事態になっているのですが…

2026年5月13日:ミレービスケット生産停止報道

そして翌5月13日、ミレービスケットの生産停止が報じられました。

「現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず」と政府が発言した翌日に、メーカーが生産停止に追い込まれている。

政府発表と現場の現実の乖離は、もはや誰の目にも明らかです。

政府発表と現場の乖離

政府は「日本全体として量は足りている」と繰り返しています。

しかし同時に、政府自身が「一部に供給の偏りや目詰まりが発生している」とも認めているのです。

野村総合研究所の木内登英氏は、以下のように指摘しています。


石油製品の供給は、輸入→製油所→元売業者→商社・卸業者→地域販売事業者→需要者

といった多層構造を取る。

政府が実施している石油の備蓄放出や代替ルートからの調達拡大は、この入口部分の量を増やす政策である。

しかし途中部分で出荷の抑制、偏在、用途別滞留が起きれば、石油製品は末端には届かない。


つまり、政府は代替輸入などの「マクロな数字」を見て足りているといっているが、実際には「末端の現場」には届かない状況が、すでに起きている。

ということ。

ファクトチェック・センターも、政府の説明に対して以下のように指摘しています。

「経産省の石油統計でナフサの在庫量を見てみると、2026年1月で、国内向け販売308万6861㎘に対して在庫は138万5515kl(約0.45ヶ月分)にまで落ち込んでいます」

高市早苗が説明していた

「ナフサ2ヶ月分+川中製品2ヶ月分=合計4ヶ月分」

という数字も当てになりません。

何よりも、現場の事実がそれを示しています。

  • カルビーが白黒パッケージにせざるを得なかった
  • 日清製粉が結束テープを無地化せざるを得なかった
  • JAが農業用資材の確保に支障が出ている
  • 医療現場で注射器・輸液バッグの供給がひっ迫している
  • そして、ミレービスケットが生産停止に追い込まれた

これが、現場の現実です。

「ナフサは足りている」という高市早苗政権の言葉。

わたしたちの現実社会の現場では、全くもって成立していません。

ポイント3:イランから「日本のタンカーは通せる」と打診があるのに、なぜか動かない政府

ここまで読んで、こう感じた方もいるかもしれません。

「中東情勢が原因なら、政府も動きようがないのでは?」

ところが、実は打開策が存在するのです。

小西洋之議員のNHK発言(2026年5月3日)

2026年5月3日、NHKの憲法記念日特集「日本の安全保障と憲法」に、立憲民主党の小西洋之議員(外交・安全保障調査会長)が出演しました。

この番組での小西議員の発言は、極めて重要な事実を含んでいます。

以下、発言の文字起こしです。


このイラン紛争の長期化の問題にあたって、日本政府の努力は私、二つ大きく欠けていると思うんですね。

一つは、日本政府が自ら主体的に行うアメリカとイランの和平の仲介外交です。

日本は伝統的にイランと友好国にあり、またアメリカとも友好同盟関係にあって、これ欧州などと全然立ち位置が違うんですね。

かつ、この石油やナフサのこの供給確保というのは、私たち日本国民にとってもう生存戦略そのものです。

高市総理は今、イラン大統領に電話しているだけですけれども、パキスタンがやっているような和平の仲介外交を行う必要があります。

先日予算委員会で質問したところ、イランの在日のセアダット大使から私に面会の申し込みがありまして、私も2回慎重に確認をしましたけれども、セアダット大使はまず和平の仲介を日本はやってほしいと。

かつ言っていたのは、実はイランの大統領、またイランの外務大臣から日本の高市総理らに対して、イランとの個別交渉で日本のタンカーを通すことはできるというふうにも伝えているというふうに、私も2回慎重に確認しました。

そういうことですので、日本が主体的な和平仲介、また日本国民の生存戦略をしっかり日本政府は行うべきだと考えます。


整理すると、以下の事実が浮かび上がります。

  • イランの駐日大使セアダット氏から、小西議員に面会の申し込みがあった
  • 小西議員は2回慎重に確認した
  • イラン大統領・外務大臣から、高市総理らに対して「イランとの個別交渉で日本のタンカーを通すことはできる」と伝えられている
  • イラン側は日本に対し、和平の仲介役を期待している

これは、立憲民主党の外交・安全保障調査会長という公的立場の議員が、NHKという公共放送で発言した内容です。

ではなぜ高市政権は動かないのか?

イラン側から

「交渉のテーブルは開いている」 「日本のタンカーは通せる」

と打診されているのに、高市政権は具体的な動きを見せていません。

小西議員は、パキスタンが行っているような和平仲介外交を、日本も行うべきだと指摘しています。

日本は、

  • 伝統的にイランと友好関係にある
  • アメリカとも同盟関係にある
  • 欧州とは立ち位置が異なる

つまり、日本だからこそできる仲介外交があるのです。

しかし、高市早苗政権はそれを活かしていません。

高市早苗がやっているのは、

  • イラン大統領に電話するだけ
  • 国内向けに「ナフサは足りる」と発信し続けるだけ

これでは、現場の崩壊は止まりません。

イランから差し出された手を、なぜ握り返さないのか。

報じられている事実から見れば、この政権は、

外交努力で打開できる道があるにもかかわらず、それを活かそうとしていない

としか言いようがありません。

なぜ、このようなことになっているかは、有料パートに記載します。

ポイント4:政府のザル対応 — カルビーをヒアリング?

そして、極めつけがこれです。

2026年5月12日の記者会見で、佐藤啓官房副長官は、

「(カルビーから)本日ヒアリングを予定している」

と発言しました。

つまり、政府は「ナフサは足りている」と言いながら、白黒パッケージに踏み切ったカルビーを呼び出して「事情を聞く」というのです。

構造的な逆転

企業が現場で対応を変えざるを得ないのは、現実があるからです。

カルビーは、印刷インクの調達不安という現実に直面し、商品供給を維持するために白黒パッケージという判断をしました。

これは、企業の合理的な経営判断です。

ところが政府は、その企業を呼び出して「ヒアリング」する。

これは、

  • 「政府の認識(足りている)と違う判断をしないでくれ」という暗黙の圧力
  • 企業側に責任を転嫁する姿勢
  • 現実を否定して「印象」を守ろうとする行動

としか、解釈のしようがありません。

そして、その翌日には、ミレービスケットが生産停止に追い込まれています。

ヒアリングをしても、現場の崩壊は止められないのです。

「世論コントロール」の構造

このやり方は、すでにREBOOT JAPANで報じてきた「中傷動画工場」の構造と通底しています。

中傷動画工場では、SNSを使って数字を操作し、世論を作ろうとしました。

今回のナフサ対応では、企業や報道に対して「事実誤認」「ヒアリング」と圧力をかけ、現実を覆い隠そうとしています。

手段は違えど、本質は同じ。「現実より、政権の建前を優先させる」というやり方です。

これは、ザル対応どころか、現実否定の政治と言わざるを得ません。

ここまでの結論:打開策があるのに、動かない政権

ここまでの内容を整理します。

  • カルビー、伊藤ハム、日清製粉、JA、医療物資、製本、塗料、ゴミ袋、そしてミレービスケットが生産停止… 生活全般で現場崩壊が始まっている
  • 高市早苗は4月以降、繰り返し「ナフサは足りる」「心配ない」と発信してきた
  • イラン側から「日本のタンカーは通せる」と打診があるのに、政権は動かない
  • 政府はパッケージ変更に踏み切った企業をヒアリングするザル対応

これらの事実は、すべて報道で確認できる一次情報です。

「中東情勢が悪いから仕方ない」では済みません。

打開策は存在しているのです。

それを活かさず、現場が崩壊していくのを「足りている」と言い続けて見ている。

これが、現在の高市政権の実態です。

この内容は会員限定です。ログインしてご覧ください。

【終わりの始まり】国民を監視する『国家情報会議設置法案』のヤバさ

2026年5月8日、参議院で『国家情報会議設置法案』の審議が始まりました。

衆議院ではすでに可決済み。

賛成したのは自民党・日本維新の会・中道改革連合・国民民主党・参政党・チームみらい。

反対したのは共産党のみです。

『野党の存在意義とは?』

という疑問が一旦傍らに置き、この法案について掘り下げていきます。

今国会で成立する可能性が高い状況の本法案。

わたしたちの生活を脅かす可能性があります。

現に、市民団体・弁護士会・複数の専門家からも、

『国家による国民監視を強化する仕組み』

として、強い懸念の声が上がっています。

結論から申し上げると、わたしの印象として

この法案は『警察国家への入り口』であり、民主主義国家として最大の危機を迎えていると言わざるを得ません。

そのことを、わたしたち国民はもっと理解する必要があります。

本法案は、

「テロ対策のため」 「国益のため」

と説明されていますが、その建前の裏には、運用次第で政府を批判する人やデモに参加した市民の情報を、国家が集約・分析できてしまう構造を持っています。

この記事では、報道で明らかになっている事実を整理し、高市早苗政権が推し進める法案が、

なぜ危険なのか? わたしたちの生活にどういう影響を及ぼすのか?

について考察していきます。

なお、本記事の主な出典は、日本経済新聞、東京新聞、共同通信、しんぶん赤旗、兵庫県弁護士会会長声明、各種国会答弁です。

この記事でわかる『国家情報会議設置法案』の3つの問題点

ポイント1:政治的中立性の規定がない上に、トップは警備公安警察出身者の見込み ポイント2:第三者機関によるチェック機能がない ポイント3:過去には警察・公安が市民を違法に監視していたことが、裁判で繰り返し認定されている

順番に整理していきます。

ポイント1:政治的中立性の規定がない上に、トップは警備公安警察出身者の見込み

『国家情報会議設置法案』は、首相を議長とする「国家情報会議」と、その実務を担う「国家情報局」を新設する法案です。

難しそうな用語だらけで、なんだかよくわからないので噛み砕きます。

首相がトップになって、国民の情報を集めて分析する仕組みを作る法案で、会議で方針を決めて、専門の役所が実際に情報を集めて回します。

つまり『首相の下に、巨大な情報機関を作る』ということです。

もっと平たく言えば、首相が国民情報を理由さえあれば好きに分析するよということ。

そして、その理由も決めちゃえるということです。

マジでヤバい。

さらに、国家情報局は、現在の内閣情報調査室(内調)を格上げ・改組する形で設置され、各省庁の情報を集約する『総合調整権』を持ちます。

『国の情報機能を強化する必要はあるかもしれない』という意見もあるかもしません。

ですが、決定的な問題が二つあります。

政治的中立性の規定がない

警察法第二条には、

『警察は、その任務遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあつてはならない』

と明記されています。

自衛隊法にも、同様の趣旨の規定があります。

ですが、国家情報局を新設するこの法案には、政治的中立性を担保する条文が含まれていません。

弁護士の海渡雄一氏は、この点を強く問題視しています。

『警察も自衛隊も、政治的中立が法律に規定されている。ですが、新設される国家情報局には、政治的中立性を定める規定がない』

つまり、運用次第では政権の意向で野党議員の動向を探ったり、政府を批判する人物の情報を集めたりすることが、構造上は可能になってしまいます。

THEやりたい放題です。

トップは警備公安警察出身者の見込み

さらに深刻なのが、国家情報局のトップ、『国家情報局長』のポストには、警備公安警察出身者が就任する見込みであることです。

毎日新聞の報道によれば、衆院内閣委員会で野党が『国家情報局長ポスト 警察の指定席にしない』ことを求める議論が行われましたが、結果として『警察出身者を排除する』という法的な縛りは導入されていません。

警備公安警察というのは、戦後の日本において、市民運動の監視・政治団体や労働組合への内偵・思想調査などを担ってきた組織です。

その公安出身者が、新たに格上げされる国家情報機関のトップに就く。

『専門家を起用する』という当然のロジックに見えますが、市民の側から見れば、

『監視のプロが、政治的中立の規定もないまま、新たな情報機関のトップに座る』

という構図です。

高市早苗首相は4月17日の衆議院内閣委員会で『政府の政策に反対するデモ活動が監視対象となるか』と問われ『一般的には想定しがたい』と答弁しています。

ですが『一般的には』という条件付きの答弁です。

『政治的中立性を法律に明記する』という最も基本的な歯止めが、この法案には組み込まれていません。

もう、国民を自分たちの都合の良いように監視する仕組みにしか見えません。

ポイント2:第三者機関によるチェック機能がない

民主主義国家においては、強大な権限を持つ機関には、必ず『チェック機能』が必要です。

具体的には、

・国会による監視 ・独立した第三者機関による検証 ・裁判所による司法統制

これらが揃って初めて、権限の濫用を防ぐことができます。

ですが、国家情報会議設置法案には、これらの実効的なチェック機能がほぼ盛り込まれていません。

衆議院では『付帯決議』のみ

衆議院では、野党側がプライバシー保護や政治的中立性の確保を強く求めました。

その結果として採択されたのが『付帯決議』

聞き慣れない言葉ですが『付帯決議』とは、法律本文ではなく『国会からのお願い文書』のようなものと捉えてみてください。

『付帯決議』の内容として、

『政府が、特定の政党に有利になるように、議員や選挙の情報を集めるのはやめてください』

という内容が盛り込まれました。

なぜ、こんなことをわざわざ書かなければならなかったのか?

中央政府である高市早苗政権が、この法案を盾に議員や選挙の情報を集めかねないと野党側でさえ懸念したということです。

ですが、ここで大問題。

先ほどお伝えした通り、付帯決議には法的拘束力がありません。

東京新聞の報道によれば、野党側は法的効力のある『法案修正』を提案したのですが、実現せず、配慮を求める『付帯決議』の採択にとどまったとのこと。

つまり、政府が付帯決議の内容を守らなくても、法的なペナルティはなし。

もう、やりたい放題の準備は整いました。

欧米諸国との対比

民主主義先進国では、情報機関に対する『国会監視』の仕組みが整備されています。

アメリカは上下両院に情報特別委員会を設置。

イギリスは議会情報安全保障委員会(ISC)による監督。

ドイツは連邦議会の議会監視委員会(PKGr)が情報機関を監視しています。

そりゃ当然ですよね。

これらは『情報機関を国会が監視する』という、民主的統制の根幹をなす仕組みです。

これがなければ独裁ですもん。

ところが、高市首相は欧米型の国会監視の仕組みについて『否定的な考え』を示していると報じられています。

つまり、

『情報機関を作るが、それをチェックする仕組みは作らない』

という、民主主義国家としては極めて異例の構造になっています。

いや、なんでこんなことが許されてんだよ。

ポイント3:過去には警察・公安が市民を違法に監視していたことが、裁判で繰り返し認定されている

『でも、警察や公安が、国民を監視するなんて…そんな悪いことをするわけがない』

そう思った方もいらっしゃるかもしれません。

残念ですが、世の中はそんな風に綺麗に構築されていません。

過去、日本の警察・公安・自衛隊は、市民を違法に監視していたことが、裁判で繰り返し認定されています。

兵庫県弁護士会の会長声明によれば、以下のような違法判決が出ています。

・神奈川県警による日本共産党幹部宅の盗聴事件(最高裁平成元年3月14日決定) ・公安調査庁による元職員監視・尾行(東京高裁平成16年2月25日判決) ・自衛隊情報保全隊による市民監視事件(仙台高裁平成28年2月2日判決) ・大垣警察署による市民運動関係者情報の民間企業への提供事件(名古屋高裁令和6年9月13日判決)

これらは、いずれも『違法な市民監視であった』と司法が認定した事件です。

そして、これらは『たまたま発覚した氷山の一角』に過ぎません。

兵庫県弁護士会の会長声明には、こう記されています。

『これら市民を対象とした情報収集などの違法行為は、秘密裏に行われてきたのであり、これが発覚したのは、全くの偶発的出来事による』

つまり、

『発覚していない違法な市民監視が、まだ多数存在している可能性が高い』

ということです。

その実績を持つ組織が、政治的中立性の規定もないまま、新たな情報機関のトップに就く。

これを『安心してください』と言われて、安心できる方がおかしいです。

バリバリ監視する気じゃん。

ここまでの結論:多くの野党まで賛成という不気味な構図

ここまでの内容を整理すると、

警察・自衛隊にある『政治的中立』の規定がない国家情報局のトップは警備公安警察出身者が就く見込み第三者機関のチェック機能もない過去には警察・公安が市民を違法に監視していた裁判判例が複数存在

これだけの懸念点が積み上がった状態で、衆議院では多くの野党まで賛成に回りました。

冒頭でも申し上げましたが、賛成したのは、自民党、日本維新の会、中道改革連合、国民民主党、参政党、チームみらい。

反対したのは、共産党のみ。

『理念には賛成する』 『でも、運用上の歯止めは付帯決議でいい』

この姿勢は、本当に国民の自由と人権を守る立場と言えるのでしょうか。

わたしには、

『なんとなく必要そうだから賛成した』

という、思考停止に見えてしまいます。

『法律に違反していなければ、何をしてもいい』

これは反社会勢力の考え方です。

『自分は悪いことをしていないから関係ない』

そう思った方もいるかもしれません。

ですが、戦争中の日本も、ナチスドイツも、最初はそう言っていた人たちが、最終的に標的にされました。

『悪いことをしていない人』を守るのは

『政治的中立性の規定』 『第三者機関のチェック』 『国会による監視』

であり

『政府の善意』

ではありません。

思考停止で、その善意に期待する人が多すぎます。

そんなもの最初からないというのに。

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【SANAE TOKEN事件の全貌】高市早苗を冠した仮想通貨と『全く存じ上げません』の矛盾

2026年2月末、高市早苗首相の名前を冠した仮想通貨「SANAE TOKEN(サナエトークン)」が突如登場し、Raydium上場後の初値から約30倍に急騰、時価総額は約25億円(約1,700万ドル)を記録しました。

しかしわずか1週間で、首相本人の関与否定、価格の大暴落、金融庁の調査、プロジェクト中止という異例の展開をたどります。

そして2026年5月現在、文春の証拠音声、現代ビジネスの直筆サイン報道など、新たな事実が次々と出てきており、この事件はまだ終わっていません。

結論から申し上げると、わたしの印象として

SANAE TOKEN事件は、『個別の仮想通貨の失敗』ではありません。

いえ、「個別事件」を遥かに超えた、『応援』『理念』を前面に出して国民から資金を集めるという手法が、ついに政治の中枢にまで侵食したことを示す『構造的な事件』

としか表現できません。

この記事では、報道で明らかになっている事実を時系列で整理し、なぜ「全く存じ上げません」が通用しないのか、そしてこの事件が浮き彫りにする構造的な問題を考察していきます。

なお、本記事の主な出典は、共同通信、日本経済新聞、週刊文春2026年4月2日発売号(電子版は4月1日配信)、現代ビジネス(週刊現代・河野嘉誠記者)、片山さつき金融担当大臣の国会答弁、各種報道です。

この記事でわかる SANAE TOKEN事件の5つの問題点

ポイント1:発行から1週間で「登場 → 急騰 → 大暴落 → プロジェクト中止」の異常スピードと無登録営業の疑い
ポイント2:『公認後援会』アカウントがトークンを拡散していた事実
ポイント3:首相本人の「全く存じ上げません」声明と、後に出てきた証拠音声の矛盾
ポイント4:SANAE TOKENの中心人物=中傷動画工場・害獣駆除メッセージの主役と同一(木下剛志・松井健
ポイント5:現代ビジネスがスクープした極秘営業資料の直筆サインと、進む補償の不透明さ

順番に整理していきます。

ポイント1:発行から1週間で「登場 → 急騰 → 大暴落 → プロジェクト中止」の異常スピードと無登録営業の疑い

SANAE TOKENは、2026年2月25日、実業家の溝口勇児氏が率いるWeb3コミュニティ「NoBorder DAO」によって、Solanaブロックチェーン上で発行されました。

「Japan is Back」プロジェクトの公式インセンティブトークンと位置づけられ、「テクノロジーで民主主義をアップデートする」という構想が掲げられていました。

公式サイトには高市首相の似顔絵イラストが使用され、実質的に「高市早苗を応援するコミュニティトークン」として売り出されています。

トークン設計の偏り

総供給量は約10億枚。そのうちエコシステムへの配分が65%と、運営側が大部分を握る構造になっていました。

この偏った配分は、発行当初から懸念の声が上がっています。

無登録営業の疑い

加えて、暗号資産の発行・売買に必要な『暗号資産交換業』の登録がなされていませんでした。

3月4日の衆議院財務金融委員会で、片山さつき金融担当大臣が「関連事業者は暗号資産交換業者として登録されていない」と明言しています。

資金決済法違反の疑い、無登録の事前販売の疑いなど、法的な問題も指摘されています。

1週間で全てが起きた

タイムラインを並べると、異常なスピードが見えてきます。

2月25日:SANAE TOKEN発行、Raydium上場後の初値から約30倍に急騰、時価総額約25億円(約1,700万ドル)を記録
3月2日:高市首相が「全く存じ上げません」と全面否定、価格大暴落
3月3日:共同通信が金融庁の調査検討を報道
3月4日:NoBorder DAOがトークンの名称変更、補償方針、検証委員会の設置を発表
3月5日:「Japan is Back」プロジェクト正式中止

つまり、発行からわずか10日で、約25億円の時価総額が形成され、暴落し、首相が否定し、プロジェクトが中止に追い込まれた

ここまで凝縮された事象が、現職首相の名を冠した仮想通貨で起きたという事実だけで、もはや尋常ではありません

ポイント2:『公認後援会』アカウントがトークンを拡散していた事実

この事件で看過できないのは、高市首相の公認後援会を名乗るXアカウント「【公認】チームサナエが日本を変える」が、NoBorder DAOのSANAE TOKENに関する投稿をリポストし、拡散していたことです。

「いま、民間から力強いプロジェクトが立ち上がっています」

このリポストにより、多くの人が「高市首相公認のトークン」だと認識した、と報じられています。なお、この後援会アカウントは現在は削除されています。

「公認」の重みを誰が担保していたのか

『公認』を名乗る後援会アカウントが拡散することの意味は、単なるSNS投稿ではありません。

これは、トークン購入者にとって「政権側からのお墨付き」と読める設計です。

そして、そう読まれることを、止めなかったのか、止められなかったのか、止めるつもりがなかったのか。

私には、いずれにしても首相サイドの責任は免れない、ように見えます。

チームサナエの活動拠点

週刊現代(現代ビジネス・河野嘉誠記者)の取材によると、サナエトークンを拡散していた後援会「チームサナエ」のリーダー(自民党奈良県第二選挙区支部の青年局長と報じられている)は、NoBorder側と事前のやりとりがあったことを認めています。

さらに、チームサナエの活動拠点が高市事務所だったことも、現代ビジネスの報道で明らかにされています。

これが事実であれば、「高市事務所と全く無関係な民間プロジェクト」という構図は、すでに成立しません。

ポイント3:首相本人の「全く存じ上げません」声明と、後に出てきた証拠音声の矛盾

発行から5日後の3月2日、高市早苗首相が自身のXで声明を発表します。

「SANAE TOKENという仮想通貨が発行され、一定の取引が行われていると伺いました。名前のせいか、色々な誤解があるようですが、このトークンについては、私は全く存じ上げません」

この投稿は7,000万回以上表示されました。

声明が出た直後、SANAE TOKENの価格はパニック売りにより大暴落。多くの投資家が大きな損失を被りました。

国会でも繰り返された「知らなかった」

国会で追及された高市首相は

「私も事務所側もどのようなものか知らされておりません」

と、説明を繰り返しています。

ここでのポイントは、首相本人だけでなく『事務所側も』知らなかったと明言されている点です。

文春が公開した「証拠音声」

ところが、2026年4月1日配信(電子版)・4月2日発売の週刊文春が、事件に新たな局面をもたらしました。

トークンの設計・実装を担った松井健氏が、文春の取材に実名告白し、開発経緯について語っています。

松井氏の主張の核心はこうです。

「高市事務所の秘書さんには、サナエトークンが暗号資産であることを、すべてお伝えしていた」

文春電子版で公開された証拠音声には、高市早苗事務所所長で公設第一秘書の木下剛志氏の肉声が残されています。

打ち合わせの場で暗号資産の内容に言及し、「いわゆる暗号資産」「すごくいい」と発言していたと報じられています。

「事務所側も知らなかった」が成立しない構造

これが事実であれば、高市首相が国会で述べた

「私も事務所側もどのようなものか知らされておりません」

という説明との矛盾が生じます。

私には、説明責任を果たしていない状態に見えます。

そして高市首相サイドは、現時点でこの矛盾について納得のいく説明を行っていません。

ポイント4:SANAE TOKENの中心人物=中傷動画工場・害獣駆除メッセージの主役と同一

ここからが、この事件のもうひとつの核心です。

SANAE TOKENの設計・実装を担った松井健氏
そして、その松井氏が「すべて伝えていた」相手の高市事務所所長・公設第一秘書の木下剛志氏

この二人、別の事件にも、繰り返し登場しています。

中傷動画工場の主導者

週刊文春が報じた、高市陣営による『1日100本の中傷動画工場』。

その動画作戦を牽引していたのが、まさに木下剛志公設第一秘書でした。

詳しくは、REBOOT JAPANの過去記事をご覧ください。

→ 【1日100本の誹謗中傷動画】高市早苗陣営が組織的に仕掛けた『国民洗脳の仕組み』
https://reboot-japan.org/takaichi-100-videos-brainwashing/

衆院選翌日「害獣駆除」メッセージの送り主と宛先

同じく文春が報じた、第51回衆議院議員総選挙(2026年1月27日公示・2月8日投開票)の翌日にあたる、2026年2月9日の『害獣を駆除』ショートメッセージ。

〈この度も大変お世話になり、心より感謝申し上げます。自民党過去最高の議席数を賜り、旧立憲民主の害獣を沢山駆除する事ができました〉

このメッセージの送り主が木下剛志氏、宛先が松井健氏と報じられています。

つまり、

SANAE TOKEN設計 → 木下剛志、松井健
中傷動画工場主導 → 木下剛志、松井健
衆院選翌日「害獣駆除」やりとり → 木下剛志、松井健

すべて、同じ二人を中心に動いていることになります。

詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

→ 【旧立憲民主の害獣を駆除】高市早苗事務所長・木下剛志のLINEメッセージの異常性
https://reboot-japan.org/takaichi-kinoshita-pest-message/

「個別事件」ではなく「同じチームの一連の動き」

これらを「無関係な3つの事件」と読むのは、私には極めて不自然に見えます。

毎度、同じ二人が、同じ役割で登場している。

これを「知らなかった」「秘書が勝手にやった」で押し通せる構造ではありません

ポイント5:現代ビジネスがスクープした極秘営業資料の直筆サインと、進む補償の不透明さ

事件は終わっていません。

現代ビジネスの直筆サインスクープ

週刊現代の河野嘉誠記者は、現代ビジネスにおいて、SANAE TOKENの極秘営業資料「SANAE DAO PROJECT構想概要書 2025年11月版」(全11ページ)を独自入手したと報じています。

この資料には、高市早苗首相本人の直筆サインが記載されていたとされ、本文中には〈高市首相本人とともに日本国民全員で明るい未来を創っていくことを決心しました〉という文言があったと報じられています。

これが事実であれば、

「私は全く存じ上げません」(2026年3月2日声明)

との整合性は、もはや成立しません。

加えて、現代ビジネスの報道によれば、松井健氏は2025年11月から、この資料を使って高市事務所と繰り返し打ち合わせを行っていたとされています。

補償の不透明

3月4日にNoBorder DAOが発表した補償方針について、4月3日には具体的な補償基準が公表されました。

ただし、補償の対象範囲や具体的な返金スケジュールについては不透明な部分が多く、ネット上では

「自分が作ったマイナスをゼロにしただけ」
「補償するということは詐欺まがいだったと認めたのと同じ」

といった厳しい声が上がっています。

金融庁の調査は継続

2026年5月現在、行政処分や刑事訴追は確定していませんが、金融庁の調査は継続しており、今後の進展が注目されます。

「違法ではない」で済むのか? この事件が浮き彫りにする政治の説明責任の不在

現時点で、SANAE TOKEN事件の関係者が刑事責任を負うかどうかは確定していません。

高市首相サイドも「私は全く存じ上げません」「事務所側も知らされていない」と主張し続けています。

しかし、違法でなければ問題がないのかというと、そうではないはずです。

法に触れなければなにをしてもいいというのは、反社会勢力の考え方です。

そして、現時点で報道により明らかになっている事実だけを並べても、

公認後援会アカウントがトークンを拡散していた(後に削除)
チームサナエのリーダーがNoBorder側との事前接触を認めている(現代ビジネス報道)
チームサナエの活動拠点が高市事務所だった(現代ビジネス報道)
暗号資産交換業の登録がなされていなかった(片山金融担当大臣の国会答弁)
金融庁が調査に乗り出している(共同通信報道)
文春が公設第一秘書の証拠音声を公開
現代ビジネスがSANAE TOKEN関連の極秘営業資料に高市首相のサインがあったとスクープ
補償方針は発表されたが、具体的な返金スケジュールは不透明

これだけの事実が積み上がった状態で、「全く存じ上げません」「事務所側も知らされていない」で押し通すのは、民主主義国家の与党として容認できる範囲を超えています

今、日本中の国民に問いたいです。

『この人物を、日本の内閣総理大臣として受け入れられるのか?』

と。

わたしには、到底受け入れることはできません。

あなたは、どうですか?

ぜひコメントで教えてください。

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